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搬送システムやゴム・タイヤ機械などの事業を担う新会社
俊敏で強靭な事業体制構築を目指す

発行 第 5139号
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 三菱重工業は2012年4月1日付で、搬送システムやゴム・タイヤ機械などの事業を担う新会社を発足させる方針を決定した。当社機械事業部のそれら事業と、エムイーシーエンジニアリングサービス株式会社(MEC、本社:広島市中区)など既存グループ会社3社を統合して発足する当社100%出資会社で、これにより、厳しい市場環境の変化に対応した俊敏で強靭な事業体制を構築、事業の強化と収益基盤の安定化をはかっていく。

 新会社は、機械事業部の搬送システムやゴム・タイヤ機械事業などを会社分割により当社100%出資子会社のMECに承継させると同時に、広島菱重エンジニアリング株式会社と株式会社リョーセンエンジニアズを統合して発足する。本社は広島市西区に置き、主な事業として、搬送システム、ゴム・タイヤ機械のほか、製鉄機械上流設備、化学機械、その他製品の販売・設計・製作・据付・アフターサービスを手掛ける。

 新会社の事業のうち、搬送システムやゴム・タイヤ機械は生産の海外シフトを推進、国内は営業・エンジニアリングの拠点として体制強化をはかる。製鉄機械上流設備は開発に注力し、関連装置の製品化を加速する。化学機械は設計強化をはかり、大型の化学機械や熱交換器の製造を拡大する。

 当社機械事業部は、これまでに主力製品である製鉄機械を2000年に、また、コンプレッサを2010年にそれぞれ本体から切り離して事業会社化するなど、連結経営を推し進めている。今回の新会社発足はこれらに続くもので、当社とグループ会社に分散していた諸機能を統合するとともに、重複業務を廃して、スピーディで効率的な事業の展開を目指す。
 なお、新会社は機械・鉄構事業本部が直接管理する体制とし、機械事業部は解消する。

 当社は新会社と密接に連携し、その事業展開を全面的に支援していく。

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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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