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三菱造船、フィンランドのElomatic社との協業枠組合意書に調印
海事エンジニアリング領域での協業に関する検討を開始

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◆ 6月4日に国際海事展「Nor-Shipping 2025」で協業枠組合意書の調印式
◆ 脱炭素技術やデジタル技術の相互活用で、日欧中心としたグローバル市場での海事エンジニアリングサービス拡充へ

調印式の様子

調印式の様子

三菱重工グループの三菱造船株式会社(社長:上田 伸、本社:東京都港区、以下、三菱造船)は、フィンランドのエンジニアリング・コンサルティング会社であるエロマティック社(Elomatic Oy、以下、Elomatic社)との海事エンジニアリング領域における協業に関し検討を開始します。今回の協業は、三菱重工グループが推進するパートナリングの一例です。当社は今後もグローバルにパートナー作りを展開し、パートナリングを通じて社外の知見を取り入れるとともに、当社の保有する技術や製品・サービスをより多くのお客様にお届けします。

協業枠組合意書(Framework Agreement for Business Collaboration、以下、合意書)の調印式は6月4日、ノルウェーの首都オスロで開催中の世界最大級の国際海事展「ノルシッピング(Nor-Shipping)2025」の会場において行われました。

世界有数の船舶技術コンサルティング会社であり、デジタルツールやシミュレーション技術に強みを持つElomatic社との協業を通じ、両社が保有する脱炭素技術やデジタル技術を相互に活用することによって、日欧を中心としたグローバル市場での海事エンジニアリングサービスの拡充を図ります。

三菱造船社長の上田は「今回の合意書の締結は、我々の国際的なプレゼンスを強化し、エンジニアリングを通じて海事産業の発展に貢献するための重要なマイルストーンです。Elomatic社との協業を通じて、新たな価値を創出していきたいと考えています」と述べています。

Elomatic社のSenior Vice Presidentであるヒルシメキ(Hirsimäki)氏は次のように述べています。
「三菱造船との協業は、海事エンジニアリング分野でのイノベーションを推進する重要な一歩です。両社の強みを生かし、お客様にとって価値あるソリューションを提供していきます」。

三菱造船は「海を舞台として確かな技術力で未来を創造する」というミッションを掲げ、海事産業を基軸に幅広いパートナーシップと異分野の技術を融合し、「海の脱炭素化」と「安心・安全な社会」の実現に取り組んできました。今後、Elomatic社との本合意書に基づき、協業に向けた議論を加速し、海事エンジニアリング分野でのさらなる発展を目指していきます。


Tags: FGSS,船舶・海洋
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長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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