Press Information

三菱重工マリタイムシステムズ、水産庁向け漁業調査船「開洋丸」の命名・進水式を実施

Print

◆ 水産庁の漁業調査船現「開洋丸」の代船、引渡し後は北太平洋における水産資源調査などに従事
◆ 三菱重工マリタイムシステムズとしては、神戸大学向け多機能練習船「海神丸」に次ぐ命名・進水式

「開洋丸」命名・進水式の様子

「開洋丸」命名・進水式の様子

三菱重工グループの三菱重工マリタイムシステムズ株式会社(社長:調枝 和則、本社:岡山県玉野市、以下、三菱重工マリタイムシステムズ)は7日、水産庁向け漁業調査船「開洋丸」の命名・進水式を三菱重工マリタイムシステムズの玉野本社工場で行いました。本船は今後、船体・機関・電気などの艤装工事や試運転などを経て、同庁に引き渡された後、同庁の漁業調査におけるフラッグシップとして北太平洋における水産資源・海洋環境調査などに従事する予定です。

本船は、水産生物の的確な資源調査、有用水産資源の開発、資源動向に影響を与える海洋環境調査などの基礎的研究を行う現「開洋丸」(1991年竣工)の代船として計画されたものです。国際海域で季節を問わず、高精度かつ確実な水産資源調査を実施することを目的に、「調査能力の維持・強化」「長期航海にも適応する居住環境の確保」「操船システムの自動化・省力化・高度情報化」が実現できるような仕様となっています。また、機器の保守を容易にする機器構成・構造として計画されており、多数の調査観測船・練習船建造を通して玉野の地で培った三菱重工マリタイムシステムズの熟練した技術が本船の設計及び建造に生かされています。

三井E&S造船株式会社の艦艇・官公庁船事業を承継した新事業会社である三菱重工マリタイムシステムズにとって、今回の命名・進水式は2021年10月の神戸大学向け多機能練習船「海神丸」に次いで2回目です。

三菱重工マリタイムシステムズは、三菱重工グループのシナジー効果を得て、一層強固になった海洋分野における開発力・設計力を活用し、今後も日本の海洋調査・研究活動への貢献を続けていきます。

■開洋丸の主要目

全長 約87.55 m
全幅 約14.00 m
深さ 約6.40 m
総トン数 約2,512トン
主機関 4サイクル中速ディーゼル機関・過給機付き(約2,207 kW)× 2基
航海速力 15ノット以上
航続距離 約1万2,000海里
定員 53名(職員15名、部員18名、その他20名)

Tags: 命名・進水式
mission_net_zero

三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

詳しくは: