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今後の運営方針及び役員人事のお知らせ

三菱航空機株式会社
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2020年6月15日名古屋発 – 昨今の新型コロナウイルス(COVID-19)の世界経済への多大な影響は依然収束の兆しを見せておらず、特に、航空業界への影響は甚大かつ広範囲であり、この状況の回復には数年を要すると見込まれるなど、航空事業の環境に大きな変化を与えています。

このような中、当社としては現在の経済情勢並びに当社を取り巻く事業環境の変化を踏まえ、これまでの開発活動から適切な規模の活動でスペースジェットM90の型式証明取得に向けて取り組むべく、段階的に組織・活動の見直しを実施し、今後の型式証明飛行試験(TC飛行試験)の効率を一層高めるために、本年度は現在の設計を機体レベルで整理・確認することや3,900時間を超える飛行試験データーの検証を行っていく活動に注力して参ります。

また、上記方針に基づく推進体制としては、引き続き丹羽髙興社長が会社全般の事業運営を行うと共に、これまでと同様、取締役として、コーポレート側の運営は桝谷啓介執行役員、開発・技術全般に関しては立岡寛之執行役員が補佐を行います。

あわせて、機体の設計・型式証明については、三菱重工及び三菱航空機で35年の設計経験を有し、米国での当社飛行試験において中心的な役割を果たしてきた川口泰彦をチーフエンジニアに配置します。また各部門のリーダーにも、国内外のエキスパートと共に開発作業を行い、進め方を学んできた人物を中心に配置し、経験あるグローバルな人材と共に開発を進めることと致します。

新型コロナウイルスの状況を踏まえ、当社にとって本年度は大変厳しいスタートとなりますが、上記の方針及び推進体制で引き続き着実に開発活動を進め、日本の航空機産業の発展に寄与して参ります。

別紙

役員体制(2020年7月1日付 (変更は太字箇所のとおり)

役 名 氏 名 役職・業務分担等
取締役会長(代表取締役) 水谷 久和
取締役社長(代表取締役) 丹羽 髙興
取締役,執行役員 桝谷 啓介 コーポレートに関する社長補佐
取締役,執行役員 立岡 寛之 開発・技術全般に関する社長補佐
執行役員 川口 泰彦 チーフエンジニア 兼 技術本部長
監査役 佐藤 正次
  • 取締役の選任については別途開催する株主総会での決議を前提とします。

<非常勤>

役 名 氏 名 役職・業務分担等
取締役(非常勤) 加口 仁 三菱重工業㈱
監査役(非常勤) 小玉 啓由 三菱重工業㈱

監査役(非常勤)森澤 泰治氏は定時株主総会終結の時をもって任期満了となり退任いたします。


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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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