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MRJ、パリ郊外のル・ブルジェ空港に到着 ~ 欧州初上陸、19日開催のパリ・エアショーにて展示 ~

三菱航空機株式会社
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2017年6月15日 仏ル・ブルジェ発:三菱重工業株式会社および三菱航空機株式会社が開発・製造を進めるMRJ(Mitsubishi Regional Jet)の飛行試験機が現地時間6月15日(日本時間16日)、パリ郊外のル・ブルジェ空港に到着しました。同機は6月19日(月)から同空港で開催されるパリ・エアショーにて展示されます。

同空港に到着した飛行試験機は3号機で、ローンチカスタマーである全日本空輸株式会社(ANA)の塗装を施し、現地時間13日午前8時38分(日本時間14日午前0時38分)に米ワシントン州グラント・カウンティ国際空港内の飛行試験拠点であるモーゼスレイク・フライトテスト・センター(MFC)を出発、カナダ ウィニペグ・ジェームス・アームストロング・リチャードソン国際空港、グースベイ空港とアイスランド ケプラヴィーク国際空港を経由し、現地時間15日午後5時5分(日本時間16日午前0時5分)にル・ブルジェ空港に到着しました。MRJにとって初の欧州上陸となります。

三菱重工業 社長の宮永俊一は次のように述べています。
「パリ・エアショーでMRJを皆様に披露でき、大変光栄です。多くの方からご期待いただいているこの次世代リージョナルジェットをお披露目するのに、これ以上の素晴らしい機会はありません。19日から始まるエアショーでは、欧州初上陸となるMRJを間近でご覧いただければ幸いです。」

MRJはここ数か月において、自然着氷試験や極寒・酷暑試験の社内試験を順調に実施するなど数々の重要な開発マイルストーンを達成してきました。直近では同機に搭載するプラット・アンド・ホイットニー(P&W)製のPurePower® Geared Turbofan™ PW1200Gエンジンが、米国連邦航空局(FAA)の型式証明を取得しました。これらの試験の詳細は専用ウェブページ(http://progress.flythemrj.com/)をご覧ください(英語のみ)。今後の開発進捗も同ページ上で公開予定です。

同機は6月21日(水)までパリ・エアショーで展示する予定です。

MRJについて

三菱リージョナルジェット(MRJ)は三菱航空機が開発する70~90席クラスの次世代民間旅客機です。世界最先端の空力設計技術、騒音解析技術などの適用と、最新鋭エンジンの採用により、大幅な燃費低減と騒音・排出ガスの削減を実現します。圧倒的な運航経済性と環境適合性により、エアラインの競争力と収益力の向上に大きく貢献します。また、1列4席の配置、大型のオーバーヘッド・ビンの装備などの採用により、これまでのリージョナルジェット機にはない快適な客室空間を提供します。2015年11月11日に飛行試験機の初飛行を行いました。


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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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