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PWPS、ガスタービン発電機「FT8® MOBILPAC®」20ユニットを受注
アルジェリア国営電力・ガス会社 ソネルガス向け

発行 第 5456号
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三菱重工グループのPWパワーシステムズ(PW Power Systems, Inc.:PWPS)は、アルジェリア国営の電力・ガス会社であるソネルガス(Sonelgaz Spa)から、出力2万5,000kWのガスタービン発電機「FT8® MOBILPAC®(FT8モービルパック)」(米国登録商標)20ユニットを受注しました。夏の電力需要のピークに対応するため、すべて2014年前半に納入する計画です。

 今回のガスタービン発電機は、ソネルガスの子会社であるSPE(La Société Algerienne de Production de Eléctricité)が運営するアルジェリア国内4ヵ所の発電所に供給されるものです。具体的には、首都アルジェ近郊の2ヵ所と同国中央部および東部の各1ヵ所向けで、いずれも堅調な経済成長に伴い増加する電力需要に対応することとなります。

 ガスタービン発電機 FT8 MOBILPACは、米国の航空機用エンジンメーカー、プラット・アンド・ホイットニー(Pratt & Whitney:P&W)が供給するFT8エンジンを動力源とする航空機エンジン転用型ガスタービン発電機です。燃料は天然ガスおよび液体燃料。パッケージ型になっており、世界中どこへでも迅速に移動・設置ができて起動時間も短いことから、長期的な発電需要に対応するだけでなく、緊急需要に対応できる電源としても優れているのが特徴です。

 PWPSは、本社を米国コネチカット州グラストンベリー(Glastonbury)に構え、航空機エンジン転用型ガスタービンのエンジニアリング・組立・販売・サービス、EPC(設計・調達・建設)などを手掛けています。本年5月にP&Wから買収したことにより、当社が得意とする大容量かつ高効率のハイエンド機に、分散型電源としても優れた中小型の航空機エンジン転用型ガスタービンが新たにラインアップに加わって、当社グループのガスタービン事業の新たな展開に貢献しています。
 PWPSはこれまでにもソネルガス向けに同型のガスタービン発電機34台を受注していますが、今回の受注はその実績と、安定的な電源を素早く供給できる同社製ガスタービンの特性が高く評価されたことによるものです。

 当社とPWPSは今後も密接に連携し、大型機と航空機エンジン転用型機の双方の長所を生かしながら、その相乗効果で、エネルギーの有効利用と環境負荷の低減に貢献するガスタービンの世界シェア30%超の早期達成を目指していきます。
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