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三重県内で森林づくり
CSR 活動の一環として、900本の広葉樹を植樹・育成

発行 第 4870号
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 三菱重工業は、三重県の紀北の地で森林づくりに取り組む。広大な伐採跡地に広葉樹を植樹し、“未来の森”をつくっていこうというもので、そのため、当社は6日、三重県および紀北町(北牟婁郡)と“「ビーバーの森・紀北」森林づくり宣言書”に調印した。CSR(企業の社会的責任)活動の一環で、これまでにも各都道府県が運営する“企業の森づくり”に参加してきたが、植樹から始める本格的な森林づくりは今回が初めて。

【調印式の模様】
 調印式は三重県庁で行われ、当社と三重県、紀北町が一体となってこの活動を進めていくことを宣言した。式典には、三重県から江畑賢治副知事、紀北町から奥山始郎町長、当社から有原正彦執行役員冷熱事業本部長がそれぞれ出席した。

 「ビーバーの森・紀北」森林づくりは、島勝浦(紀北町海山区)の海に面した山間の傾斜地に900本の広葉樹を植え、その成長を維持・管理していく。植樹する広葉樹は、ヤマザクラ、コナラ(小楢:ドングリの木)、モミジ、イヌシデ(犬四手:カバノキ科の落葉高木)、アカガシ(赤樫:ブナ科の常緑高木)、ヤマモモ、ウバメガシ(姥目樫:備長炭の原料)など13種で、いずれも育てば10~20mの立派な樹木となる。森づくりの契約期間は2014年秋までの5年間。

 植樹は28日に行う計画で、近隣にも参加を呼びかけ、当社冷熱事業本部の枇杷島工場(愛知県清須市)および松阪工場(三重県松阪市)勤務の社員とその家族を中心に約170人が参加する。事業本部内では、公募に応じた幅広い年代からなるボランティアで構成する森づくり実行委員会を立ち上げ準備を重ねてきた。また森の名称「ビーバーの森・紀北」も社内公募で決定した。

 当社のCSR行動指針は「地球との絆」、「社会との絆」、「次世代への架け橋」の3本柱からなるが、今回の活動は「地球との絆」に沿ったもの。自然環境の保全活動について当社は、各都道府県が主導する“企業の森づくり”や、NPO(非営利団体)が主催する森林体験イベント、さらには各地の生態系保全活動などに積極的に参加しているが、各都道府県による“企業の森づくり”への取り組みとしては今回が第3弾。これまでに、汎用機・特車事業本部(神奈川県相模原市)と神戸造船所(兵庫県神戸市)がそれぞれ森林の管理や森づくりのためのボランティア派遣などを行っている。

 当社は今後も、CSRを経営・事業運営の基軸に据え、地球環境の保全、社会との信頼関係の構築、次世代の人材育成に資する多様な社会貢献活動に積極的に参加していく。

写真:左:三重県 江畑副知事、中央:三菱重工 有原冷熱事業本部長、右:紀北町 奥山町長
【左:三重県 江畑副知事、中央:三菱重工 有原冷熱事業本部長、右:紀北町 奥山町長】


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