出前理科教室を開催しました

 三菱重工業株式会社(以下三菱重工)下関造船所は、11月12日下関市立楢崎小学校の5年生14名、また11月28日下関市立江浦小学校の5年生65名を対象に、「水蒸気の力を利用して進むポンポン蒸気船」をテーマにした出前理科教室を開催しました。
授業では発泡スチロールと銅管、ろうそくを使ってオリジナルの蒸気船作りに挑戦。班ごとに作った船でレースをすると、まっすぐに進まなかったり、遅かったりと接戦になり、児童たちから大きな歓声があがりました。
最後に、船の形やろうそくの位置を工夫すれば船がまっすぐ、速く進むことを解説すると、「船の進む仕組みがわかった」「みんなで船を作るのが楽しかった」などの感想が聞かれました。

また、近隣の江浦小学校では、授業に先立ち、11月6日に行われた進水式に対象の児童たちを招待。本物の船を見学することで、理科教室と合わせてものづくりそのものに興味を持ってもらえる内容としています。

近年、いわゆる「理科離れ」による国際社会での日本の競争力低下が懸念される中、三菱重工では、科学技術で地球社会に貢献できる人材を育てることが“ものづくり”企業としての社会的責任の一つである考え、2008年度から全社で理科授業の開催に取り組んでいます。

下関地区では、①理科の楽しさを知り学習意欲を高める、②理科とものづくりを結びつけ将来の夢を育てることにメーカーの立場で貢献できるよう、ドメイン・事業本部・事業所が一体となって取り組んでいます。