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◆ 一般廃棄物をエタノール原料の生成ガスに変換する技術において日本環境衛生センターの技術検証結果書を取得
三菱重工グループの三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社(社長:澤本嘉正、本社:横浜市西区、以下、MHIEC)は、一般財団法人日本環境衛生センター(以下、JESC)から廃棄物処理技術検証事業「流動床式ガス化改質システムによるごみ処理技術」において、検証結果書を取得しました。
MHIECは2025年に本事業へ申し込みし、計4回の技術検証委員会にて技術審査を受けてきましたが、このたび、技術面で実用レベルにあるとの検証結果を示されました。
本技術は一般廃棄物を破砕・乾燥した後、流動床式ガス化改質炉(注)を用いてエタノール製造の原料にするためのCOとH2を含む生成ガスに変換するごみ処理システムで、エタノール製造に適した、煤(すす)やタール成分が少ない生成ガスを安定供給できることが特徴です。
「廃棄物処理技術検証事業」とは、JESCが民間企業などの開発した廃棄物に係る処理技術について、技術内容、関係法令や性能指針への適合性、試験運転の結果などについて検証を行い、その結果を信頼のおける正確な情報として広く一般に技術情報として公表することにより、廃棄物処理技術の開発や普及の促進を図ることを目的とするものです。
MHIECは、三菱重工が長年培ってきた環境装置分野の技術開発力と国内外の豊富な廃棄物処理施設の建設・運営ノウハウを2008年に継承。多数の実績に基づく建設から運営まで含めた総合的なソリューション提案力を強みとしています。今後も、廃棄物処理施設の整備および温暖化対策、さらに維持管理費などのL.C.C.(ライフサイクルコスト)低減に向けた提案を積極的に推進していきます。
交付式の様子
流動床式ガス化改質システムフロー図
- 流動床式ガス化改質炉は、基幹システムとして流動床方式のガス化炉、縦型旋回式の溶融炉と改質炉で構成される。ガス化炉では流動気体に水蒸気と酸素を用い、流動砂の温度を比較的低温に維持し安定したガス化を行わせ、不燃物は炉下部から流動砂とともに抜き出される。発生した熱分解ガスと炭化未燃物等は後段の溶融炉で部分燃焼・ガス化され、灰分は溶融スラグ化される。溶融炉を出た生成ガスは改質炉で比較的高温に保たれ、タール分等がより低分子化し改質された生成ガスとなる。この基幹システムの基となっているMHIECの流動床式ガス化溶融炉は国内4施設が稼働中であり、20年の安定運転実績がある。
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。
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