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三菱重工業は、このほど経済産業省、東京証券取引所および独立行政法人情報処理推進機構が共同で選定する「DX銘柄2025」に選ばれました。「ΣSynX(シグマシンクス)」(注1)というコンセプトの下、多岐にわたる事業分野のDX推進に全社を挙げて取り組んでおり、DXの実現能力や、経営層とのコミットメント、ステークホルダーとの対話力が極めて高いと評価されました。
DX銘柄は、デジタル技術を前提として、ビジネスモデルを抜本的に変革し、新たな成長・競争力強化につなげていくDXに取り組む企業を対象としています。当社の選定においては、主に以下の点が評価されました。
- 多岐にわたる事業分野のDXを、ΣSynXという統一コンセプトの下で標準的に進めている。既存ビジネスの進化、新規ビジネスの創出でΣSynXの適用を積み重ね、DXの高度化を財務パフォーマンスにつなげる道筋が見えている。
- エネルギーの最適なマネジメントシステムをΣSynXとして効率的に開発しているのは、DXの好事例。また、米国市場におけるアフターサービス事業の伸長に向け、ノーコード・ローコードツールとアジャイル開発(注2)を適用した顧客目線のデジタル化を推進し、ガバナンスを効かせながら1,000以上のアプリをグローバルに提供している事例は非常に分かりやすい。
三菱重工グループは、これまでに蓄積した高信頼・高精度なAI・自律化技術や、セキュリティ、複雑な制御や物理モデルシミュレーションなどの技術基盤を有しています。また、全世界の三菱重工グループのメンバーと共に、IT基盤の変革、海外との情報共有の効率化なども含め、グローバルな視点でのDXに挑戦しています。今後は、複雑化する社会課題の解決のために、これらの技術基盤、IT基盤および多種多様な機械製品をデジタル技術で「かしこく・つなぐ」ことにより、機械システム同士が協調するエコシステムをお客様へ提案していきたいと考えています。

- 1ΣSynX(シグマシンクス)は、多種多様な機械製品・サービス等をデジタル技術で「かしこく・つなぐ」ことにより新たな価値を創出するコンセプトです。
- 2アジャイル開発は、システムやソフトウェア開発におけるプロジェクト開発手法の一つ。大きな単位でシステムを区切ることなく、小単位で実装とテストを繰り返して開発を進めます。
■関連情報
- 経済産業省:デジタルトランスフォーメーション(DX)銘柄2025
https://www.meti.go.jp/press/2025/04/20250411002/20250411002.html - 三菱重工業技術情報サイト
https://www.mhi.com/jp/business/technology - 「かしこく・つなぐ」ことで、さまざまな社会課題を解決する「ΣSynX」
https://www.mhi.com/jp/news/23100501.html
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。
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