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世界の空へ、世界の都市で 世界の空へ、世界の都市で

三菱重工グラフ(2015年2月発行)に掲載

技術力[ 陸・海・空、宇宙開発 ]

世界の空へ、世界の都市で
"強・優・美"を追求した交通インフラ

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電車や飛行機などの交通・輸送インフラは、いまや日常の「足」として欠かすことができません。三菱重工グループは、暮らしの発展に伴って多様化するニーズにお応えする製品をつねに生み出してきました。そして今、人々や時代に新たな価値を提供するのが、国産初のジェット旅客機「MRJ」と、都市や郊外を走る「交通システム」です。そこには三菱重工グループの技術力やリーダーシップ、顧客や乗客、環境への配慮、ものづくりへの情熱が息づいています。

  • 上部写真左側:国産初のジェット旅客機 MRJ ( 愛知県・名古屋航空宇宙システム製作所 小牧南工場)
    上部写真右側:世界の街にフィットした交通インフラを提供 (アラブ首長国連邦・ドバイメトロ)

時代が求める環境性能、経済性、快適性
世界の空の旅を変える、国産初の次世代ジェット

国産初のジェット旅客機「MRJ(Mitsubishi Regional Jet)」の誕生。それは航空業界だけでなく、多くの人々の悲願となっていました。日本製品の優秀性が世界で認められている中で、国産の旅客機だけが長らく無かったためです。三菱航空機がその夢を事業としてカタチにしたMRJは、長年にわたり航空機産業を支えてきた三菱重工グループの技術力とリーダーシップの賜物です。長年の経験で培った先進の空力設計技術と、次世代エンジンPurePower®PW1200Gなどの採用により、従来機よりも約20パーセント以上の低燃費を実現。これにより航空会社の収益力向上や環境負荷の軽減はもちろん、航路の増加による利便性の向上にも寄与します。さらに客室の快適性も徹底的に追求し、小型機の常識を覆す乗り心地を実現しました。
世界に誇る"メイド・イン・ジャパン"MRJ には、パートナー企業をとりまとめる統合力と技術力という強さ、乗客や顧客に配慮した優しさ、ものづくりの情熱と真摯な姿勢から生まれた機能美があふれています。

写真:YS-11以来、半世紀ぶり!国産旅客機の雄姿
  • 写真:MRJの整備の様子
    最先端技術とリーダーシップの結晶
    約100万点にもおよぶ MRJ の部品は、一般的な自動車の約30 倍です。世界中のパートナー企業をとりまとめるリーダーシップと、長年にわたり培った先進の技術力が MRJ を結実させました。
  • 写真:MRJ機内イメージ
    快適な客室、環境にも配慮した機体
    スリムなシート設計により座席幅にゆとりがあり、荷物の収納力も高く快適な客室。さらに最新の騒音基準、排ガス基準を十分に満たす低燃費性能で、運航経済性にも優れています。
  • 写真:MRJロールアウト式典の様子
    計算しつくされた機能的なフォルム
    機体形状は端正な日本刀をイメージし、最新の空力設計により外径が小さく効率的な胴体などで空気抵抗を低減。その追求されたカタチは、機能的にも優れた造形美を体現しています。
図:MRJの飛行距離
  • 赤い枠内が約 3,300キロメートルのフライト

最長約 3,300キロメートルのフライトに対応

航空ネットワークが充実、空の旅がスムーズに

MRJ の飛行距離は最長約 3,300キロメートル。東京から上海やグアムまで、北米なら中心のデンバーから北米のほぼ全域に飛行可能です。地方空港間をつなぐ直行便での普及が期待されています。

世界の街を豊かで快適に
人と環境に優しい“交通システム

都市化が進む新興国では今、深刻な交通問題に直面し、交通インフラの整備が急務となり、中でも、環境にも優しい交通システムの需要が高まっています。
三菱重工グループが手がける新交通システム“AGT(Automated Guideway Transit)”は、従来の鉄道システムと比較して、無人運転、ゴムタイヤ走行(低振動・低騒音)、路線計画の自由度(都市内で敷設可能)、消費電力が低く、建設費が安いなどの優位性が評価され、日本国内をはじめ、世界各国の都市・空港で採用されています。
また、唯一の弱点だった最高速度も、2014年、新交通システムとしては、世界最高速120km/hを実現し、その弱点を克服しました。さらに、人間工学に基づき開発したシート「G-Fit」により、ストレスなく快適な移動を可能にしています。
さらに、三菱重工グループは、日本の優れた交通システムをグローバルに提供する為に、2014年国内初の総合交通システム検証施設「MIHARA試験センター(略称:MTC)」を開設しました。国際規格にも対応し、社内外を問わず利用可能であり、日本の交通システム産業を底上げするキーになると期待されています。 このように、三菱重工グループの交通システムは、試験センターや自社開発車両などの 技術力という強み、環境や乗客へ配慮した優しさ、先進の設計による機能美を兼ね備えています。

鉄道の安全・高速走行を支える
“ 空制装置 ”(空気ブレーキシステム)

三菱重工グループは、1924年、蒸気機関車の空制装置の製造を開始しました。
大量輸送を支える鉄道は、社会インフラの核として、いつの時代も安全かつ定刻通りに運行することを使命とし、その機関動力は、蒸気から、ディーゼル、電気へと発展し、それに伴い、列車を安全かつ確実に止める空制装置(空気の力を利用したブレーキシステム)も進化を遂げています。
三菱重工グループでは、研究部門と連携して、材料、解析、シミュレーション、品質工学などの各分野の研究・検証において、タイムリーに製品に反映しています。
また、当社製のAGTに搭載した空制装置については、MTCで走行試験・出荷前検証を行っています。

当社製空制装置は蒸気機関車から始まり、現在ではN700A東海道新幹線をはじめ、北海道、東北、さらに山陽、九州新幹線に至るまで日本列島の背骨を支えています。 そして、鉄道事業者や利用者の皆さまの信頼を得るために技術を磨き続け、国内シェアは5割に達しています。 このように、三菱重工グループの空制装置は、皆さまが何気なく利用されている鉄道システムの安全かつ定時運行の実現を、その技術力で支え続けています。

(c)JR東海 (N700A)
写真:ブレーキシステム
ブレーキシステム
写真:空気圧縮機
空気圧縮機
写真:ブレーキ制御装置
ブレーキ制御装置

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