沿革

創立~戦前 
ー近代国家への道を牽引

長崎造船所(1884年)

1884年、長崎で本格的な造船事業に乗り出したところから、三菱重工の歴史が始まりました。それ以来、欧米に追いつくための急速な進歩を、造船にとどまらず、自動車、航空機や、タービン、内燃機関などの製作を通じて牽引してきました。当時の世界水準を超えるまでに極められた技術は、戦艦や戦闘機など軍需製品にも転用されていきました。

戦後~高度成長期 
ー豊かな日本を築いていくキープレイヤーとして

立体駐車場1号機(1963年)

終戦後の1950年、GHQの財閥解体方針により当社は3社に分割され、それぞれが競合しながら、タンカーやガスタービンなどの重機械に加え、スクーターやエアコンなど幅広い製品分野で日本の復興を支えました。1964年に3社は再統合し、発電プラント、橋梁などの社会インフラや、コンテナ船、モノレールなどの輸送機械を開発・生産し、日本の高度経済成長の一翼を担いました。

国内経済成長の鈍化 
ー日本経済とともに成長が停滞

H-Ⅰロケット初号機打上げ成功(1986年)

1973年のオイルショックによる日本の高度経済成長の終焉は、造船事業を中心に当社にも大きな影響を与えました。その後、産業機械事業の新設などにより安定成長を経た後、1991年のバブル景気の崩壊を受け、再び低成長時代に入りました。この間も当社はロケット打上げを成功させ宇宙開発に参入するなど事業領域を広げ、先端技術を磨きましたが、年間売上高は約30年にわたって3兆円前後で横ばいの状態が続きました。

持続性と多様性の時代へ 
ー新たな成長を求め、グローバル企業へ

世界最高効率のJ形ガスタービンが実証運転で世界最高のタービン入口温度1,600ºCを達成(2011年)

日本の成長が鈍化する一方、海外では新興国が著しく発展し、インフラ整備の需要が拡大しています。また、気候変動や天然資源の枯渇に対する危機意識の高まりから、環境保全が世界共通の課題となりました。

長年にわたり多様なインフラを提供し、オイルショック以降は環境技術も追求してきた当社は、世界の進歩を支え新たな成長を遂げるべく、グローバル企業への道を進んでいます。