#08
WORK&
PERSON
INTERVIEW

若手のうちから裁量が与えられて
海外で活躍できる仕事

小川 真央
MAO OGAWA
営業
#発電プラント #グローバル
サービス営業
長崎サービス部
[2016年入社]
外国語学部 南・西アジア課程 ヒンディー語専攻卒
※内容は取材当時のものです

三菱重工に入社した理由を教えてください。

学生時代に留学生活を送ったインドにおいて、電気や水をはじめとする社会インフラが安定的に供給されない生活を経験し、社会インフラの整っていない国の人々の役に立つ仕事がしたいと思うようになりました。社会インフラの仕事の中でも電力に関する三菱重工を選んだのは単純な理由で、あの巨大な発電プラントをひとつの会社でつくることが出来るのを知ってかっこいいと思ったからです。また、こんなにすごい日本の技術力を世界に広める仕事って楽しそうだと思ったのも理由のひとつですね。

既存発電プラントのメンテナンス業務について
具体的に教えてください。

海外のお客さまへ納入したプラント設備(主にボイラ、蒸気タービン)のアフターサービス営業担当として、社内外の窓口の役割を果たしています。数万円レベルの予備品から億円単位の設備・改造の提案・見積、契約交渉、出荷、技師派遣、代金回収までの多岐にわたる業務を担当し、お客さまや商社のみならず、社内関係者など多くの人々との調整を行う旗振り役を担っています。

アフターサービス営業として
必要となる要素は何ですか?

心がけているのは、長期的な視点を持つことです。アフターサービスの案件においてはお客さまのメンテナンス計画にマッチする提案をすること、納期を合わせることが非常に大切であると考えています。機器を更新・交換するためにはお客さまにも予算を取得し、三菱重工に発注していただくことが必要ですが、お客さまの社内プロセスと当社の受注~出荷までのスケジュールをいかに合わせるかが意外と難しいため、長期的な視点を持って、随時双方への正確な情報のインプットが出来るよう意識しています。

今までの仕事で印象的だったできごとは何ですか?

入社2年目に自分がメインで台湾のお客さまを担当するようになった際、拡販(将来の商談の種まき)や台湾市場を学ぶために台北事務所へ長期出張させていただきました。現地にいる間、お客さまのもとへ何度も足を運び、機器の更新提案やお客さまが今後どのようなメンテナンス計画を考えられているのかヒアリングを行いました。この出張でお客さまに私の顔を覚えて頂くことができましたし、台湾の市場に対する理解も深まりました。最近は社内の関係者から「台湾といえば小川」と言って頂けるようになってきたのが嬉しいです。

仕事のやりがいや魅力を教えてください。

旗振り役として自分で案件のストーリーを考え、それを実行に移すチャンスがあることがこの仕事の魅力ですね。規模の大小はさまざまですが、アフターサービスの案件は非常に数が多く、プロジェクトマネージャー(以下、PM)や設計者などさまざまな関係者を巻き込んでプロジェクトチームを組みます。技術的な点はPMや設計者を中心に、いかにお客さまのニーズに応えるかを検討していきますが、受注に向けては営業がお客さまとの交渉方針を検討し、プロジェクト関係者の協力を得ながら見積作成や契約交渉を対応していきます。当社での仕事は営業一人では成り立たないため、さまざまなバックグラウンドを持つ関係者が協力しながら一つの目標に向かって進んでいくこともこの仕事のおもしろさだと感じています。

三菱重工に入ってよかったことを教えてください。

若手のうちから裁量が与えられて仕事が出来るのはうれしいですね。三菱重工は若手、中堅の社員も多く活気のある職場ですし、女性の割合も高く、男女問わず活躍しています(女性社員の中には結婚、出産を経た後でも長く活躍している先輩が多くいます)。困った時は互いに助け合うことができる、働きやすい職場だと感じています。
また、海外の方と仕事をしたいと思っていた自分にとっては、積極的に海外出張に行くことが出来ることも三菱重工で働いてよかったなと感じる点です。

三菱重工での今後の目標を教えてください。

台湾のお客さまを担当し早いもので4年が経とうとしていますが、台湾のプロフェッショナルというには遠く及ばないと感じており、暫くは台湾市場に身を置いて知識と経験を蓄積していきたいと思っています。将来的には台湾のみならず他国の業務も経験し、市場ニーズにマッチした新たなサービスや製品の拡販に取り組みたいです。
一営業担当としては、お客さまからも社内の関係者からも深く信頼される存在になれるよう、相手の意見を聞く、誠実な対応をするといった基本的な姿勢忘れずに今後の業務に取り組みたいと考えています。

PERSONAL DATA

趣味は旅行やドライブ。休日はでかける事が多く、とくに年一回の「ショートバケーション休暇制度」を利用して旅行することで心身ともにリフレッシュしている。
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