原 和也
KAZUYA HARA

三菱重工機械システム株式会社
パーキング事業部
技術部
設計三課
地上式チーム
2010年入社
工学研究科機械工学専攻修了

より高い技術力を取り入れ
製品開発を進める

現在の仕事内容と役割

タワーマンション用途の立体駐車場の場合、オフィスビルや時間貸し向けとは利用方法が異なり、数百人の利用者が、直接機械を操作して自動車の入庫や出庫を行うので、専門の管理者が操作可能な業務施設と比べ、利便性や安全性をさらに高め、安心して利用できなければなりません。また利用時間も朝や夕方に集中するので、入出庫の待ち時間を短縮する工夫や、利用形態に合わせた高度な制御技術や省エネ技術なども確立していく必要があります。このような問題を一つひとつ解決し、スマートリフトパークを開発・納入し、主力商品の一つとして積極的な製品展開を行っています。

会社の強みや好きなところ

50年以上の納入実績が大きな強みです。三菱立体駐車場は1961年に初号基を納入し、50年以上に亘って製造メーカーとしての高い技術力とノウハウを蓄積してきました。時代のニーズに合わせ様々な制御方式の製品の新設事業・アフターサービス事業を通じ、新たな製品開発にも力を入れています。三菱重工グループの強みを活かし、三菱重工総合研究所との連携など常により高い技術力を取り入れ製品開発・製品改良を進めています。

社風や職場の雰囲気

新しい製品開発にチャレンジする際には必ず新しい技術が必要となります。特に電気・電子・制御・通信などの技術は日々進化し、常に時代の最先端技術を吸収し続けることが必要となります。場合によっては従来の固定概念や経験値では、通用しない場面もありますので、若い技術者の意見を尊重し合い、新しい技術にチャレンジできる環境づくりを心がけています。私自身も製品の開発段階では当時若手ながら多くの意見や考えを取り入れていただける環境の中、製品を世の中にリリースできた時は1つの達成感を感じました。

将来の目標

立体駐車場事業は自動車産業・インフラ産業が結び付き、土地の高度利用が強く求められる日本国内で進化してきた製品ですが、近年では、アジア、ヨーロッパ、アメリカなどの世界の都市部の成長とともに世界各国においても似たような事業環境となり、徐々に世界の需要が拡大してきました。また近年は自動車産業の革命期を迎え新たなモビリティが世を取り巻く環境となり、世界展開・新時代の自動車インフラに向け、日々製品開発に取り組んでいます。

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