人と人のつながりから街に活気を生み出す、エリアマネジメントの醍醐味。
注目のエリアである田町を活気づけようと、新しい試みにチャレンジする曽根慶則。さまざまな人々とのつながりを丁寧に紡ぎ、ビルだけでなく地域そのものの価値を高めようと取り組んでいます。

曽根 慶則 SONE Yoshinori
営業統括部 営業部 営業推進グループ 2009年入社

私の所属する営業推進グループは2024年4月にできた部署です。主な役割は田町エリアを活性化して地域の価値や印象を向上させていくことによって、長期的な視点で当社ビル自体の価値向上を目指しています。当社が所有・管理するビルは全て田町にあるので、まずは田町というエリアを選んでもらう必要があります。東京のビジネス拠点の一つとして田町が選ばれ、田町で働きたいという企業やオフィスワーカーを増やすためには、エリアマネジメントを通じてエリアのイメージアップやブランディングを向上させることが必要だと考えています。
田町駅周辺では当社のビル周辺や駅の反対側でも開発が進んでおり、それらの地権者や事業者、さらには住民や商店会などの方々と連携しエリアを盛り上げていくことや、地域を取り巻くステークホルダーとの関係性の構築は、私たちのミッションと捉えています。
グループとしての具体的な取り組みは主に3つあり、1つはイベントの企画や開催です。いかにエリア全体を巻き込むかを考えながら年間を通じて企画を練り、これまでにも田町駅前夏祭りや屋上シネマなどを実施してきました。2つめは、季刊誌『田町?』の発行や、SNSである「田町ビル公式note」などを通じて田町の魅力を発信していくことです。3つめは商業テナントの担当として、店舗向けのさまざまな施策に取り組んでいます。商業エリアは、街の皆さまやビルに入居するワーカーの方々にとって利便性や楽しさをもたらすだけでなく、その街の印象を形づくる大切な要素であると考えています。
美味しいお店や魅力的なお店があることで、その場所を訪れる楽しさが生まれます。お店の方との挨拶や会話から生まれるつながり、そして人々が集い、出会い、新たな関係が育まれることで、街に対する親しみや愛着が深まっていきます。私たちは、そうした循環を大切にしながら、エリアの価値を高める取り組みを進めています。

田町に根差して60年以上事業を続けてきたからこそ、地域への想いは強い。
当社がエリアの活性化に注力するようになった契機は、2014年に創立50周年を迎えた際に、地域やテナントに向けて社員からの提案による複数の社内プロジェクトが立ち上がったことでした。当初はじまった取り組みのいくつかは継続してきましたが、2023年に田町タワーが完成したタイミングで、これまで以上にエリアに対して向き合い、本格的に取り組む部門として営業推進グループが新設されました。
我々の活動はけっして大きなものではなく、田町全体のエリアマネジメントと言えるほどのものではないかもしれませんが、それゆえに当社だけでなく、地元の方や事業者などを巻き込んで協力しながら、一歩ずつ取り組みを広げていくことが必要です。ただ、当社は田町に根差して60年以上前から真面目に仕事をしてきた歴史もあり、このエリアを盛りあげていく一端を担う会社でありたいという気持ちは、私だけでなく社員一人ひとりが抱いています。
私たちの取り組みは、地域に関わる人との直接的なつながりを一つひとつ大切にしていくことが重要だと私は考えています。地域の方との交流などを通じてさまざまなつながりを増やしていくことは、この仕事のやりがいであり楽しみでもあります。一度に多くのつながりを作るのは難しいですが、個々のつながりが重なって織り成されることによって、地域の活性化に繋がる大きな原動力が生まれると信じています。

一つの街に腰を据えて、さまざまな人とつながりを深めていく仕事。
私自身は印刷会社の営業職を経て、人の働く環境に深く関われる仕事と、三菱重工グループの安定性に魅力を感じ、田町ビルに中途入社しました。営業職として働いているうちに、不動産やビルマネジメントという仕事は他の業種と比較して関係する人が多く、さまざまな方面に気を配らなければならないことを実感しました。エリアマネジメントに関わるようになった現在、その意識はさらに強くなっています。
印象に残っている仕事が、田町センタービルと新田町ビルの間にある貫通路で2021年に実施したベンチプロジェクトです。ビルとビルの間の何もなかった空間にベンチがあるだけで、そこに人が留まってくつろいだり会話したりして活気に溢れた空間になり、試験的な設置からベンチの常設へと移行することができました。今後もこうした街の賑わいづくり、居心地のよい環境づくりに貢献できればと思っています。また、イベントや季刊誌の取材などを通じて、街の人間味を感じたり、素敵な方々に出会う機会が多いので、そうした魅力をももっと発信していきたいと思っています。今後もさまざまな取り組みを提案し、田町の魅力を知っていただきたいですね。
一つの街に腰を据えて働ける当社のような環境は、なかなか他にはないと思います。私も田町という地に足をつけて人と人のつながりを大切にしながら、これからも実現しつつあることを一つひとつ着実に進めていくつもりです。

社員が語る田町ビルの仕事
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一つひとつのビルや地域と真摯に向き合い、その価値を高めて将来へと受け継ぐ。
武藤 大輝 MUTO Daiki
技術統括部 技術一部 工事1グループ 2020年入社
三宅 豊実 MIYAKE Toyomi
技術統括部 技術一部 工事1グループ 2004年入社 -
信頼関係を基盤にお客様と共に長く歩み、長く働き続けることができる仕事。
園田 萌絵 SONODA Moe
営業統括部 営業部 ビル営業グループ 2024年入社
堀川 龍十志 HORIKAWA Tatsutoshi
営業統括部 営業部 ビル営業グループ 2005年入社 -
始まった「田町タワー」の物語。多様な働き方を支え、地域と共に歩んでいく。
笹川 朋希 SASAGAWA Tomoki
技術統括部 技術二部 1999年入社