信頼関係を基盤にお客様と共に長く歩み、長く働き続けることができる仕事。
園田萌絵は、不動産業界の他社で営業職に従事していた経験を持つ。後輩に対して堀川龍十志は、お客様との長期的な信頼関係を築いてほしいと望んでいます。

園田 萌絵 SONODA Moe
営業統括部 営業部 ビル営業グループ 2024年入社

堀川 龍十志 HORIKAWA Tatsutoshi
営業統括部 営業部 ビル営業グループ 2005年入社

園田)
私たちが所属する営業部ビル営業グループでは、当社が所有・管理するビルのテナント窓口として日常管理、契約管理や空室が発生した際のテナント誘致が主な日常的な業務となります。
他にもレイアウトの提案やレイアウト変更工事のサポートなど幅広く業務を行っています。
私は、当社が保有するビルの一つである田町センタービルと、受託ビルである芝ワカマツビルを担当しています。
堀川)
テナント入居後のメインとなる窓口業務としては、レイアウト変更の相談が多くあげられます。レイアウト変更のご相談の中では、お客様のご要望や今後のビジョンを共有しつつ、変化するワークスタイルやトレンドを融合させたレイアウトプランを提案し、より快適なオフィスを提供できるよう心掛けています。働く環境に新たな価値や選択肢を生み出し、笑顔で働いていただけるオフィスを入居テナント様と“一緒に造る”ことが必要だと考えています。
コロナ禍ではお客様との交流が減ってしまったこともあり、最近ではテナントコミュニケーションをより強化しようと取り組んでいます。
園田)
私もテナントコミュニケーションが一番大切だと考え、定期的にお客様のもとへ足を運ぶようにしています。当社の営業職が他と大きく違うのは、短期的な売上目標を追うのではなく、入居されているお客様に当ビルを選び続けていただけるようお客様との長期的な関係づくりを重視しているという点です。
前職ではショッピングモールのリーシング営業を担当し、モール全体の売上や集客力を高めるために出店テナントを誘致するのが主な役割でした。テナント側も年間で複数の出店枠を持っており、そのうちのひとつとして選んでもらえれば契約が成立するという性質のものでした。
一方、今の仕事はテナント様にとって限られた拠点選びの中で当社のビルを選んでいただき、さらに入居後も関係を築きながら快適な環境を継続的に支えていく仕事です。性質が異なるからこその難しさもありますが、その分やりがいや成長も大きく感じています。
堀川)
入居されているお客様は、当社よりも規模の大きな企業やグローバルな企業も含まれます。交渉ややり取りをさせていただくと、その業界ならではの知識を持っていたり、新しい切り口で接してこられたりするので、日々勉強になりますね。

アットホームな雰囲気で社員同士が意見を出しあい、個々の学びも深めていく。
園田)
田町ビルに入社する前は、不動産業界で約7年間働いてきた経験を活かせることと、残業やノルマなどが少なくワークライフバランスが実現できるという2つの軸で転職先を探していました。当社に決めたのは、面接などを通じて「私が理想としている働き方だな」と感じたからです。
堀川)
実際に入社して、会社や先輩の印象は変わりましたか?
園田)
入社前のイメージと大きく変わってはいませんが、必要な時は集中して働きつつ、早く帰れる日はフレックス勤務も活用してしっかりプライベートを楽しむなど、メリハリのある働き方が根付いていることには驚きましたね。皆さんがそれぞれの家庭やプライベートの時間を大事にされている企業文化はとても素敵だなと思います。
堀川)
いい意味で仕事とプライベートは切り分けていますね。仕事になれば、1つの事案について営業部全体でディスカッションしたり、他部門を巻き込んで意見を出しあったりすることも多いです。かといってピリピリした雰囲気はなくて、みんなで解決していこうという、アットホームな良さがありますね。時に話が脱線して笑い話になるなど社員同士のコミュニケーションが充実しています(笑)
園田)
堀川さんは、お客様の気持ちをしっかりと理解されていて、相手がどう思うかを見据えて方針を考えられているのを感じます。それはおそらくお客様とのコミュニケーションをずっと重ねてきたからこそだと思うので、私もその域にまでたどり着けるようになりたいです。
堀川)
園田さんは、他社でさまざまな業務を経験されているので、我々にはなかった新しい発想や手法を提案して、新しい風を吹き込んでくれています。プレゼン資料の作り方一つでも、新しい切り口でまとめてくれたりして、我々の方も勉強させてもらっています。また、お客様から判断に迷うような要望があった時も、無責任な回答をせず、「会社に持ち帰って回答します」と物怖じせずに対応できるのは、すごいなと感心しています。
園田)
私はまだ入社してから日が浅く、一人で判断が難しいケースがたくさんあります。先輩方は営業でありながらビルの設備など技術に関する知識も豊富で、それでもさらに新たな知識を吸収しようという意欲にも驚かされます。頼りになる皆さんに、困ったことがあればいつも相談させていただいています。
堀川)
困ったことがあったら一人で悩まずに何でも聞いて欲しいと思っていますが、質問や相談をしてくる際、若手社員に望んでいるのは、「私はこう考えているんですけど」という聞き方で質問をすること。単に質問だけするのではなく、自分の意見を伝えてほしいですね。自分なりに考えた結果が遠回りすることもあるかもしれませんが、それに対して私からアドバイスできるように心がけています。
園田)
私も実際に堀川さんから「園田さんはどうしたらよいと思う?」と意見を聞いていただくことが多く、そのたびに自分の考えを整理して伝える大切さを実感しています。自分の考えを資料にして視覚化するなど、相手へしっかりと伝えるためのスキルも身につけていこうと思います。

資格取得のための費用もサポート。安定した経営基盤で長期的なビジョンを描ける。
堀川)
ビル営業グループ全体のスキルアップに向けて、資格取得者をさらに増やしていこうという取り組みも始まっています。園田さんの場合、当社が一番重要視している宅地建物取引士の資格はすでに持っているので、他の資格にもチャレンジしてほしいと頑張ってもらっているところです。
園田)
私が今目指しているのは、ビル経営管理士の資格です。ウェブ講座の受講や試験などの費用面でも、会社からのバックアップ体制が整っています。ほかにも、勉強のために書籍などを購入する費用を補助してもらえるカフェテリアプランという制度があり、TOEIC・MOS対策、決算書の解説書をそれぞれ購入しました。
堀川)
当社の働きやすさという観点では、そういったサポートだけでなく、小規模な会社のため社員同士がみんな顔を見知った仲なので、コミュニケーションが取りやすいという長所があります。三菱重工グループで経営基盤がしっかりしていて、売り上げも家賃収入がメインで安定しています。長く勤めるのに良い企業だというのは、離職率の低さにも表れていると思います。
園田)
転居を伴うような転勤がないというのも大きいですね。田町エリアに根差して長期的なビジョンで事業を続けている当社で、私も長く働き続けたいという想いがあります。田町エリアの再開発が進んで街がどんどん変わっていく中で、将来、自分がどのような立ち位置で携われるかが今から楽しみです。
堀川)
先輩や後輩に関係なく、お互いに自分の意見を言い合える関係性を築くことは大切です。ぜひ一緒にチャレンジしていきましょう。
園田)
はい! そのためには知識をしっかり身につけて、お客様とのコミュニケーションを深めるのが直近の課題です。そして、先輩方からの知識やDNAを伝承し、いずれは下の世代に伝えるという責務を果たしていきたいと思っています。
