第1回「三菱重工グループ事業会社 広報会議」を開催

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情報は伝え合い、つなげていくもの
今回は5月16日に三菱重工コンプレッサ㈱(MCO)本社で行われた「広報会議」についてご紹介します。三菱重工グループにはたくさんの仲間たちがいます。それはすなわち、「自分と同じ悩みを抱えた人もどこかにいる」ということです。グループ内で悩みを共有し新たな解決策を模索します!
紹介者
MCO
戦略企画室
田邊 公平さん

初めての「社外広報」担当
2024年にMCOの社外広報担当に任命された田邊さん。それまでは営業・調達と、事業部寄りの業務に従事してきました。社外広報の経験がなかった田邊さんは広報について一から勉強することに。しかし、MCOが置かれている環境にうまく適合する事例を見つけるのは簡単ではありませんでした。
このような状況下でふと頭をよぎったのが、当社グループ内の他の事業会社の社外広報の存在です。広報員が集まる会議を開くことで、環境が似ているもの同士、お互いの悩み・課題・ベストプラクティスを共有することができるのではないか。各社の優れた手法を自社に落とし込むことで、実効性の高い広報活動を展開することが可能になるのではないかと、田邊さんは考えました。
旗振り役として「広報会議」を発案
これまでに少なくともエナジードメイン内ではそのようなイベントが開催されていないことを知った田邊さんは自らファーストペンギンになろうと考えました。三菱重工マリンマシナリ㈱、三菱重工航空エンジン㈱の広報関係者に直接相談して快諾を得られると、その後、事業会社のニーズを三菱重工広報部、エナジードメイン広報・渉外グループにも相談。オブザーバーとしての参加を依頼しました。さらに、広報会議の噂は口伝えで広まり、三菱重工機械システム㈱、三菱重工エンジン&ターボチャージャ㈱、プライメタルズテクノロジーズジャパン㈱、GXセグメント 企画グループからも参画いただくことになりました。「どなたも前向きに話を聞いてくださり、ありがたかったです。参加者の皆さんが事前資料の作成にも協力的で、改めて当社グループの連帯感の強さを実感しました」と田邊さんはうれしそうに振り返ります。
他社事例で広がった視野
こうして実現した「三菱重工グループ事業会社 広報会議」では、社員のエンゲージメントを高めるためにはどうすべきか、優秀な人材をどうすれば確保できるかについて、各社の実例を紹介しながら活発な意見が交わされました。会議後はMCOの新社屋や組立工場の見学のほか、懇親会などで交流を深めました。
概要
- 日時
- 5月16日(金)
- 場所
- 三菱重工コンプレッサ㈱本社(広島市)
- 参加者
-
- 三菱重工コンプレッサ㈱(MCO)
- 三菱重工マリンマシナリ㈱(MHI-MME)
- 三菱重工航空エンジン㈱(MHIAEL)
- 三菱重工機械システム㈱(MHI-MS)
- 三菱重工エンジン&ターボチャージャ㈱(MHIET)
- プライメタルズテクノロジーズジャパン㈱(PTJ)
- 三菱重工㈱(MHI)
- 計18人




悩んでいたのは、自分だけじゃなかった
エナジードメイン事業会社の広報関係者での横通し会議は初ということもあり、ニーズの高さを確認することとなった今回の「広報会議」。参加者からも好評で、次回会議の開催も決定しています。より多くの事業会社が集まることで、失敗事例も含めたノウハウが蓄積され、その質・量ともに高まっていきます。今後も各社と連携を密にして、広報業務をブラッシュアップしていく予定です。
参加者コメント
継続的な連携がブランド価値向上の鍵
三菱重工コンプレッサ
経営統括センター
企画グループ
中野 英子さん
今回のイベントを通じ、各事業会社がそれぞれの事業特性や市場環境に応じて広報活動を展開していることを知りました。ターゲット層やPR手法に違いはありますが、共通して抱えている課題が多いことが明らかになりました。こうした課題に対して、各社が持つ強みや成功事例を共有し合うことで、三菱グループ全体としての広報力を底上げすることが可能だと思います。今回初めての開催となりましたが、一過性の取り組みではなく、継続的かつ組織的に活動を進めていくことが、グループ全体のブランド価値向上につながるのではないかと思います。広報活動を通じて、三菱グループの魅力や社会的意義をより多くの人々に伝えていくという広報活動の任務を果たしていきたいです。
広報担当者同士の「絆」も強固なものに
三菱重工機械システム㈱
経営統括部
総務部 総務課
小島 良太さん
今回の会議では、三菱重工グループの仲間たちがどんな取り組みをしているのかを知ることができました。そして皆さんが抱えている課題や悩みを知り、他の事業会社も似たような悩みを持っていると実感し、今後の自社の課題解決に向けて、たくさんのヒントを得ることができました。
さらに同じ目標を持つ仲間ができたことは、本当に大きな収穫です。これからもこのつながりを大切にしながら、アウターやインナーブランディングの強化に役立つような情報発信を目指して、一緒に頑張っていきたいと思います!
専門知識以上の情熱が原動力に
三菱重工航空エンジン㈱
経営管理部 総務グループ
阪本 幸範さん
この日集まった皆さんは、広報未経験の方ばかりですが、より良い会社にしたいという思いは全員一致していました。その思いが原動力となってさまざまな行動につながっているのだと感じました。また、試行錯誤しながら独自の取り組みを行っていることを知る貴重な機会にもなりました。
みんなで伝え合っていくのが「情報」であり「広報」
三菱重工マリンマシナリ㈱
経営企画室
総務・人事グループ
佐々木 美紀子さん
一番印象に残ったのは、「情報の相互責任」という考え方です。情報とは、誰かが一方的に発信するものではなくて、みんなで責任を持って、伝え合い、つなげていくものです。当社グループ全体を見渡すと、同じように広報に関わっている仲間がたくさんいて、なんだか心強くなりました。縦割りの組織の中でも、広報という視点で“横串”を通すことで、部署や会社を超えたつながりができそうな予感がします。これからも、お互いに情報を持ち寄って、よりよい広報を一緒に育てたいです!
採用広報にてSNS活用の必要性を強く実感
三菱重工機械システム㈱
経営統括部
総務部 勤労課
渡 葵さん
当社グループの広報活動の取り組みを把握することができました。社内報の活用や展示会の運用についての情報も参考になりました。採用広報についてはSNS活用の必要性を強く感じ、今後の戦略に向けた具体的なアイデアも得ることができ、貴重な機会になったと思います。特に印象的だったのは、悩みが似ていると実感し、仲間意識が芽生えたことです。他の事業部や事業会社も同様の悩みを抱えていることを知り、情報共有の重要性を再確認しました。この会議を契機に、情報共有の輪を広げ、協力し合う姿勢をさらに強化していきたいです。
経営機能としての広報
三菱重工エンジン&ターボチャージャ㈱
エンジン・エナジー事業部
事業戦略グループ
中野 卓也さん
他拠点の活動事例や課題を聞く中で、事業会社として自社が取り組むべき広報の領域を再考する良い機会となりました。また、広報未経験の自分にとって、事業会社の広報活動は必ずしも狭義のメディア対応などに限定されず、採用広報など、社内他部門を巻き込んだ幅広い活動が求められることを認識できた点も大きな収穫でした。社内外のコミュニケーションによる関係構築を通じて、組織の目標達成に貢献する経営機能が広報であると信じて、今後も業務に取り組みたいです。
一緒に活動しましょう!
MCO
戦略企画室
田邊 公平さん
今回の広報会議の狙いは、事業会社間で連携し、お互いを高め合う場にすること。そのためにはより多くの事業会社が集うことが必要です。そうすることで、失敗や成功含めた事例について、質・量ともに高まってくるはずです。当社グループの中で関心のある方は、ぜひお声がけください。一緒に活動しましょう! ご連絡、お待ちしています。
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問い合わせ先
三菱重工コンプレッサ㈱ 戦略企画室 田邊 公平