「マンモス展-その『生命』は蘇るのか-」プレス内覧会に行ってきました!
掲載日:2019年9月10日(ブログアーカイブ)

はろび~☆
みなさんこんにちは、ビバ男です!
今回は、三菱重工冷熱がマンモス(冷凍標本)の展示設備の設計・施工を担当した
「マンモス展-その『生命』は蘇るのか-」のプレス内覧会に参加しました!
まず初めに、未来館課長の内田さんと監修者4名によるマンモス展の企画趣旨説明がありました。

- 写真左から
内田まほろ課長(日本科学未来館 事業部 展示企画開発課)
セミヨン・グレゴリエフ館長(サハ共和国「マンモスミュージアム」)
いとうせいこうさん(作家・クリエイター)
松本和也教授(近畿大学大学院部長/生物理工学部教授)
近藤洋一館長(野尻湖ナウマンゾウ博物館)
企画展「マンモス展-その『生命』は蘇るのか-」

こちらは日本科学未来館1階 企画展ゾーンの前です。
ポスターでもお馴染みの、大きなマンモスが出迎えてくれました!

こちらは38年ぶりに来日した仔ケナガマンモス「ディーマ」です。
かつてシベリアの沼地にはまり込んでそのまま死んでしまった仔マンモス。
短い時間で深く地中に埋もれて永久凍土の中に保存されたため、
全身がきれいな状態で残ったと考えられています。

こちらはケナガマンモスの牙の標本です。
牙の重さは、オスで50〜80kg、メスで10〜20kgほどあるそうです。

展示スペースの最初のゾーン「マンモス、太古の記憶」の中央には、大きなマンモスの標本がありました!
大型哺乳類マンモスのオスは最大で3.5m、メスは2.9m(体高)と言われています。

今回の展示会ではマンモスだけではなく、マンモスと同じ時代を生きた他の生き物も紹介されていました。
写真の動物は「ホラアナライオン(復元像)」です。
大人のマンモスには人間以外の敵はいませんでしたが、弱った仔マンモスなどはオオカミやホラアナライオンの餌食になることがあったそうです。

会場では、永久凍土から仔ウマ「フジ」を発掘しているところや解剖している様子の映像が流れていました。

こちらは、三菱重工冷熱が担当したマンモス(冷凍標本)の展示設備です。
冷凍展示室内は特殊な冷気で室温をマイナス20度以下に冷やしており、7種の冷凍標本を保存しています。
ガラス面に霜や曇りが一切ないのは、ヒーター入りの特殊なガラスを使用しているからです。

- 写真
左:セミヨン・グレゴリエフ館長、右:近畿大学 加藤教授
三菱重工冷熱が冷凍マンモス(冷凍標本)の展示設備を設計・施工するのは今回が初めてではなく、
2005年に愛知で開催された「愛・地球博」や、2013年にパシフィコ横浜で開催された「YUKA 展」も
三菱重工冷熱が設計・施工を担当しました。
展示設備の中には、仔ウマの「フジ」とマンモスの皮膚の冷凍標本が入っていました。

写真は世界初公開、ケナガマンモスの鼻です。
マンモスの鼻には骨がないので、当時のままの姿で発見されるのは、とても珍しいそうです。

他にも2005年「愛・地球博」で展示された「ユカギルマンモス」や、
バイソン、ライチョウなどたくさんの貴重な冷凍標本やマンモスの毛などが展示されていました。
会場をさらに先へ進むと・・・
近畿大学の「マンモス復活プロジェクト」を分かりやすく漫画で解説したゾーンがありました。

三菱重工冷熱が2013年に冷凍設備を担当した、マンモス「YUKA」の発見についても書いてありました。
マンモス「YUKA」の発見により、「マンモス復活プロジェクト」は大幅に加速したそうです。

展示会場の出口には、本企画展に協力した方々の名前が掲載されていました。
三菱重工冷熱の名前は「冷凍展示室制作」の欄にありました。

過去から未来につながる展示会、企画展「マンモス展」-その『生命』は蘇るのか-
是非ご家族で足をお運びください!
それでは皆さん、BYE BEAVER~☆