大和工場見学に行ってきました!

掲載日:2017年5月22日​(ブログアーカイブ)

ビバ男の工場見学シリーズ第二弾!
三菱重工冷熱 大和工場見学に行ってきました!!

三菱重工冷熱 大和工場 外観

 
はろび~☆
みなさんこんにちは、ビバ男です!

本日は旧東洋製作所の大和事業所である、大和工場に来ています。
東洋製作所と三菱重工冷熱は2015年7月に統合し、
その製造・メンテナンス技術は現在もここ大和工場で引き継がれています。

三菱重工冷熱 大和工場 入口

 
さっそくですが、ビバ男、雪国体験中~
この人工雪を降らせる装置は、「スノーファンタジー」です。
天然の雪結晶の成長という大きな空間のできごとを、コンパクトに行う装置です。

スキー場などで降らせている通常の人工降雪は氷を細かく砕いたものを降らせていますが、
この「スノーファンタジー」では、本物の雪と同じような樹枝状の結晶を持つ雪が作られています。

三菱重工冷熱 人工降雪 スノーファンタジー

 
こちらは環境試験装置です。
ビバ男が入っているこの大きなボックスは、自動車、オートバイ、スノーモービルなど、
高速移動体の環境試験用として、自然環境での実走行状態をシミュレートするための環境風洞装置です。

三菱重工冷熱 大和工場 環境試験装置

 
こちらは太陽近似光日射試験設備です。
太陽に近似したランプの開発により、各種暴露試験等において自然界に近い環境が再現できます。

三菱重工冷熱 大和工場 太陽近似光日射試験設備

 
こちらは半無響室です。
この部屋に入って分厚い扉を閉めた瞬間、耳がギュッとふさがる感じがしました。
部屋の中で拍子木を打たせてもらうと、「カンッ」と堅く短い音がしただけで、すぐに静かになりました。

ところで、ビバ男はどこにいるでしょうか!?

三菱重工冷熱 大和工場 半無響室

 
こちらは食品プラント研究室です。
ここでは様々な加工食品に関する試験が行われています。

三菱重工冷熱 大和工場 食品プラント研究室
三菱重工冷熱 大和工場 食品プラント研究室

 
研究室の奥には、「サーモ・ウェーブ・ダッシュ」フリーザーをはじめとするスパイラルフリーザー、
バッチ式凍結庫などあらゆるタイプのフリーザーの凍結を再現する装置がありました。
この扉の中に食品を入れると、上下吹スリットから高風速で冷風が吹き出し、
おなじみの冷凍食品があっという間に出来上がります!

三菱重工冷熱 大和工場 フリーザーの凍結を再現

 
食べ物の話をしていたらお腹がすいてしまったので、食堂へ向かいます!
大和事業所の食堂には、A・B・Cの定食メニューの他にカレーや麺類があり、小鉢も数種類から好きなものが選べます。
枇杷島製作所の食堂もそうでしたが、力仕事をしている人たちのために、ボリュームのあるメニューが豊富です!

三菱重工冷熱 大和工場 食堂メニュー
三菱重工冷熱 大和工場 食堂メニュー

ビバ男はお魚が好きなので、サーモンフライのB定食にしました!
とっても美味しかったです~ごちそうさまでした!

 
お昼休みに敷地内をお散歩していたら、食堂の奥に株式会社トーマスの建物発見!
株式会社トーマスは、人材派遣業並びに保険代理業をはじめ社員食堂の運営など幅広いサービスを提供しています。

三菱重工冷熱 大和工場 株式会社トーマス

 
さて!工場見学午後の部です!
いよいよ製品を作っている現場にやってきましたー!

三菱重工冷熱 大和工場 工場内

 
ビバ男の乗っているコイル状のものは、空気熱交換器用の銅管です。
いろいろな種類の銅管が揃っていて、これを必要な長さに切って加工します。

三菱重工冷熱 大和工場 空気熱交換器用の銅管

 
銅管を曲げてアルミのフィンと組み合わせた空気熱交換器がこちらです。
銅管に冷やした(暖めてた)冷媒を通して、熱交換器に風を吹き付けると、
冷たい(暖かい)風が出てきます。これが、エアコンの仕組みです。

三菱重工冷熱 大和工場 空気熱交換器

 
こちらは風を送るためのファンの一部です。
外側に取り付けられた羽根の釣り合いが良くないと回転がぶれてしまうため、
それを調整するには熟練の技が必要です。

三菱重工冷熱 大和工場 送風ファン

 
ここは部品を溶接して組み立てる場所です。
後ろでは火花がバチバチ飛んでいました!

三菱重工冷熱 大和工場 溶接

 
こちらの機械では、鋼板に穴を開けて、部品を作っています。
穴の開いた鋼板を折り曲げると、空調機の骨組みとなる部品の完成です。
さて、ここではどんな製品が作られているのでしょうか?

三菱重工冷熱 大和工場 エアハンドリングユニット
三菱重工冷熱 大和工場 エアハンドリングユニット

 
ここで作られていた製品は、セントラル方式空調機TUCシリーズでした!
三菱重工冷熱のエアハンドリングユニットは、ここ大和工場で製造されています。

三菱重工冷熱 大和工場 エアハンドリングユニット

 
完成された製品は梱包されて、それぞれ出荷されていきます。
あ、ビバ男も出荷されちゃう!

三菱重工冷熱 大和工場 エアハンドリングユニット

 
こちらは第二組立工場です。
ここではどんな製品が作られているのでしょうか?

三菱重工冷熱 大和工場 第二組立工場

 
ここでは、大型冷凍機(ターボ冷凍機)を組み立てていました。
奥では、大型冷凍機のメンテナンスを行っています。
熱源装置から空調設備まで、一貫して生産・メンテナンスできるのが三菱重工冷熱の強みです。

三菱重工冷熱 大和工場 大型冷凍機

 
まっ黒なこのチューブは、大型冷凍機の配管に巻かれる防熱材(保温材)です。
配管に巻きつけることで、断熱効果を上げることができます。
熟練した技術を持つ職人さんの手で、ひとつひとつ組み立てられています。

三菱重工冷熱 大和工場 大型冷凍機

 
ここではスポットクーラー「助っ人」も製造していました。
水色の製品が「助っ人」、濃い青色の製品は「助っ人」の兄弟になる除湿機です。

三菱重工冷熱 大和工場 スポットクーラー「助っ人」
三菱重工冷熱 大和工場 除湿機

 
工場内でもスポットクーラー「助っ人」は大活躍です!
施工不要の「助っ人」は、設置場所を選びません。

三菱重工冷熱 大和工場 スポットクーラー「助っ人」

 
ここは、完成された空調機をお客様に確認してもらうための立会場です。
ここで実際に運転して、問題のないことを確認してもらいます。

三菱重工冷熱 大和工場 立会場

 
最後は、屋上の空冷ヒートポンプモジュールチラーと共に、今日一日の見学を振り返るビバ男です。

三菱重工冷熱 大和工場 屋上 空冷ヒートポンプモジュールチラー

 
大和工場のみなさま、ご協力ありがとうございました!

今度は営業やサービスのお仕事についても、レポートしたいと思います!

 
それでは皆さん、BYE BEAVER~☆
 

  • ※記事内の「大和工場」は、名称を「大和製作所」に変更しました。(2025年4月現在)