地域とともに“ごみから未来を変えていく”──三菱重工環境・化学エンジニアリングが描く地球環境問題への道筋
※記載内容は2025年6月時点のものです
2023年にキャリア採用で三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社に入社した天野 達也と小野 清子。入社早々大きなプロジェクトを任されるなど、チャレンジングな社風に驚いたと語ります。「さまざまなバックグラウンドを持つ社員の意見を集結させて、地域の方に喜んでいただけるような清掃工場をつくりたい」と語る2人に当社の魅力や課題について話を聞きました。
“ワクワク感”を原動力に──地域に愛される清掃工場づくりの現場から
まずはそれぞれの所属部署について教えてください。
天野:私は三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社(以下、MHIEC)のエンジニアリング統括部 建設部 土木建築グループに所属しています。土木建築グループはごみ焼却プラント(以下、清掃工場)の建築設計や工事のほか、プラント機器を支える鉄骨構造物の設計や工場製作も担っています。総勢30名弱の部署ですが、常に10数件の案件に取り組んでおり、私はグループ長としてメンバーの各種サポートを行いながら、自身の担当業務を行っています。
加えて、私は小野と同じ受注推進室も兼務しています。受注推進室とは新規案件の受注に向け、戦略立案、新規事業開拓、市場調査、企画提案などを行う部署です。営業・企画・設計・建設・運営などさまざまな専門分野を持つ人材で構成されており、国内入札案件の中枢部門として受注活動を牽引しています。
小野:受注推進室では、競争力のある提案をするために競合他社の情報収集やごみ処理業界の動向調査なども行っています。その上で、多岐にわたる部署と協力し、魅力的な提案書の作成をめざしています。
清掃工場は今でも「迷惑な施設」と判断されてしまうことが少なくありません。そこで、小学生の社会科見学や一般見学などで訪れる清掃工場の見学コースの空間設計、仕掛けやコンテンツを考えるほか、地域にいかに貢献できるかという点を意識し、地域の方へのヒアリング内容を反映して企画しています。
仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
小野:地域の方の想いにしっかり耳を傾けることを大切にしています。清掃工場は作り手の一方的な熱い想いだけでは、地域の人に受け入れてもらえません。
そこで、それぞれの地域の方の話を傾聴し、地域の皆さまが喜ぶシーンに思いを馳せて提案することを大切にしています。
天野:私が社会人人生を通じて大切にしているのは「ワクワク感」です。1つの仕事のゴールに近づいた時の喜び、次の仕事や新しい取り組みに挑戦する期待感。そういった気持ちを今後も大切にしていきたいですし、一緒に働くメンバーにも共有したいと考えています。
また、企画提案の場面ではクリエイティブでいることも大切にしています。すでにあるものを並べてもおもしろくないので、最新の社会動向やメンバーの知恵をうまく組み合わせて今までにないものを提案していきたいと思っています。
それぞれの歩みを経てMHIECへ──入社後の印象と周囲のフォロー環境
MHIEC入社前の経歴と入社のきっかけについて教えてください。
天野:建築学科を卒業後、「何にでもチャレンジできるフィールドがあります」というPRに惹かれて機械メーカーに入社。最初の9年間は清掃工場の建築設計・工事、その後は火力発電所の建築計画・設計と、広範な経験をさせてもらいました。
気候変動問題で火力発電への風当たりが強くなる中、映画『不都合な真実』に感化されて地球温暖化対策に残りの人生を賭けようと、洋上風力発電に早くから取り組んでいたベンチャー企業に転職。新規事業開拓のスピード感とワクワク感を存分に味わいました。しかし事業環境が変化し、再び転職を考えるようになりました。
今後は再エネなどで地球環境に貢献しつつ、企画から建設まで一貫して建築業務をやりたいと思い、これらが叶うMHIECに入社することを決めました。
小野:経済学部で地方創生について学んでいたことがきっかけで、地方創生・街づくりに興味を持ち、旅行会社に入社しました。しかし、コロナ禍を機により地域に根付いた仕事に挑戦したいと思い、転職を決意しました。
転職活動中、初めは「地方に人を呼び込み、地域を元気にしたい」という想いでしたが、幅広い業界を見ていくうちに、地域に寄り添う公共施設やインフラ施設を企画することで地域の人々の暮らしや街づくりに貢献できる事業に興味を持ち、MHIECへの入社を決めました。
入社当初のMHIECに対する第一印象は?
小野:清掃工場を扱うということで、もともと理系の技術者や男性社員が多い印象があり、その点はイメージ通りでしたね。一方で、年功序列的な風土を想像していましたが、若手社員も積極的に声を上げて新しい取り組みにチャレンジしている姿には、良い意味でのギャップがありました。
天野:前職がベンチャー企業だったこともあり、第一印象はとにかく堅いなと(笑)。メールの文面も堅めですし、皆さんがひたすら真剣な眼差しでパソコンの画面に向かっている姿には前職との違いを感じました。
それも企業風土の1つだとは思うのですが、私としてはもっとガヤガヤ楽しく働いた方がモチベーションもパフォーマンスも上がると思っているので、今は自分自身が楽しんでいる姿を見せることで「こんなふうに楽しく働いてみたいな」と皆さんに感じてもらいたいと思っています。
まったく異なる業界への転職でしたが、周囲のフォローはいかがでしたか?
小野:文系出身ということもあり、入社前は不安が大きかったのですが、知識の有無に関わらず丁寧に支えてくれる先輩方に恵まれ、安心して業務に取り組むことができました。
「文系の若手社員にもわかるように」とわかりやすい技術資料をまとめてくれた方もいて、すごく温かい会社だなと。経験に関係なく文系、女性、若手でも自分らしく働ける職場だと思います。
“ゼロからイチへ”提案が形になる時の達成感──企画から完成まで携わる仕事の醍醐味
入社からこれまででとくに印象に残っていることは?
天野:私は設計経験者だったこともあり、入社早々即戦力として業務を任されたことが印象的でした。入社の翌日には他社との打ち合わせに連れて行かれ、宿題を受領。そのままそのプロジェクトを担当という流れでしたね。
周囲を見ていると、経験が少ない若手社員に対しても結構大きな仕事を任せているのが大胆だなと思います(笑)。小野もつい最近、入札案件の最終段階のプレゼンテーションを任されていましたね。
小野:正直「2年目の私でいいのか?」と思いました(笑)。他社では中々できない非常に貴重な経験を積むことができ、自身の成長と大きな自信につながりました。この件に限らず、私も仕事を任されるスピードの速さには驚かされますね。
入社して初めて関わったプロジェクトでは、天野と共に提案書の作成に関わらせてもらいました。中でも私は提案の主要な柱の一つである環境啓発の見学コースの企画に携わらせてもらったことが印象深かったです。どんな提案がこの地域に受け入れられるのかを知るために、入社1カ月も経たない頃から地域の方へのヒアリングを重ねました。
その結果、初めての受注につなげることができ、初仕事ながら非常にうれしい経験になりました。
この仕事の魅力ややりがいは何ですか?
小野:私は企画提案業務を担っていることから、ゼロからイチを作ることができるところに魅力を感じます。何もないところから見学コースや地域貢献の計画を立てることは大変ですが、地域に寄り添った提案が完成した時は大きなやりがいを感じます。
また、その提案が受注につながり、紙の上で計画していたものが実際の清掃工場として形になった時には大きな達成感を得られます。
天野:清掃工場を作る仕事は、地図に残る大きなミッションです。取り扱う金額も大きいですし、何よりでき上がった建物の現実の姿には毎回感動しています。
それだけ大きなプロジェクトなので、チームワークが欠かせません。地域に合った新しいものをつくって行くためには、幅広い世代のさまざまな経験をしてきた人の意見を集めてつくり出すことが大切です。MHIECは若手も積極的に発言できるフラットな環境がとても良いと思っています。
また私は建築エンジニアとして、自分の意見が反映された建物を実現できるところにもやりがいを感じています。自分が思い描く理想の建物に近づけていくことは建築好きにとってたまりません
男女共に活躍する企画立案のフィールド──多様な人材が生む“地域に寄り添う提案”
MHIECの魅力についてお聞かせください。
天野:三菱重工グループに共通して言えることですが、福利厚生や人事教育制度がとても充実していて働きやすい点は、非常に安定・安心な環境だと思います。
また大企業グループの中にあっても、MHIECは組織がスリムで意思決定が速いと感じます。みなとみらいにオフィスがあるのも魅力の一つです。ちょっと潮風にあたろうかなと昼休みに散歩もできますので。
小野:三菱重工グループ全体が幅広い事業を行っているので、グループ内で気になる取り組みがあればすぐに話を聞きに行ける環境にあり、日々刺激を受けています。
また三菱重工のデジタルイノベーションブランドのコンセプトに「かしこく・つなぐ」という言葉があるように、グループ内の多様な事業・技術を組み合わせることも可能です。そういうところに三菱重工グループ会社としての強みを感じます。
今後の展望についてはいかがでしょうか?
小野:少し大きな目標になりますが、世の中の清掃工場の概念を変えていきたいという思いがあります。たとえば、清掃工場×「〇〇」という形で新しい事業とのコラボレーションを提供するなど、清掃工場の新しい姿を生み出していきたいと考えています。
とくに私はまったく異なる業界から転職してきているので、他のメンバーには思いつかないような提案を考えることも自分の役割だと思っています。
また「ごみから未来を変えていく」ために、私たちの事業活動を通じて、大きな社会課題である再循環型・脱炭素社会づくりにただひた向きに取り組み、持続可能な社会と産業の明るい未来を切り拓いていきたいです。
天野:私は社会人になって28年目ということもあり、これまでに培ってきた経験や技術、未来のために私たちが果たすべきことを後輩たちに伝えていきたいと考えています。
人生の中で仕事に費やす時間は非常に長いので、少しでもやりがいに溢れ、ワクワクしながら仕事ができる環境づくりもしていきたいですね。それがひいてはパフォーマンスの向上にもつながると思っています。
最後に当社で輝ける人の特徴についてのお考えを聞かせてください。
小野:若いうちから大きなプロジェクトや企画に挑戦したい人は、幅広く活躍の場があると思います。私のように異業種から転職してきた人であっても、「新しいことをやってみたい」と思う気持ちや、それこそ仕事に対してワクワクしたい人であれば、自分自身の輝きを感じられると思います。
天野:私たちの仕事は社会を変えていく力を持っているので、「誰かのためになる仕事をしたい、社会に貢献したい」という思いを持った人は誰しも輝ける土俵があるのではないかと思います。コツコツと一つの仕事に向きあうことも、さまざまな人とのコミュニケーションの中で仕事を進めて行くことも、「社会を変えていく」という気持ちの強さ・深さがその人の輝き度に変わると思います。
また、「三菱重工グループ=男性社員が活躍している」とイメージする方が多いかもしれませんが、実際には小野のように若手の女性も多く活躍しています。むしろ企画業務では、男女問わず多様なバックグラウンドを持つ方が集まることで、より地域の方に受け入れられやすい提案ができることも。ぜひ女性の方にも興味を持っていただけたら嬉しいですね。