航空エンジン・燃焼器ケース部品の生産技術を担当。立ち上げから量産まで、最適な生産体制を構築する。
※記事内容は取材当時のものです
石川 匠 TAKUMI ISHIKAWA三菱重工航空エンジン(株)
部品製造部 製造統括部 小牧北製造部
2019年入社
ものづくり工学科航空宇宙工学コース
三菱重工に入社を決めた理由は?
高専時代から航空業界に興味があり、自身もその製造過程に携わりたいと思っていました。三菱重工は、自身と同じ高専出身者が多く在籍していると聞き、安心して働けると感じました。さらに、エンジン部品製造、主翼製造、エンジンMRO(Maintenance=整備、Repair=修理、Overhaul=オーバーホール)といった広い分野で航空業界に携わることができる企業であることも魅力的でした。広い分野の製品を取り扱っている企業であるため、航空機以外の製品にも携わることができる可能性もあり、自身のキャリアの選択肢も広がると思いました。
現在の仕事内容を教えて!
航空エンジンの燃焼器ケース部品の製造工程における、生産技術業務を担当しています。新規立ち上げでは、自身が考案した製造方法を実現するべく、使用設備/使用工具/加工方法の検討を進め、それら仕様書を作成し、各担当者に作成及び手配依頼を行います。初品加工時には作業に立ち合い、トラブル等がある場合は原因の調査と改善案の作成、次回作業時への反映を行い、量産ラインを構築していきます。量産ラインでは、不適合発生品の救済処置と以降の作業で同様の不適合が発生しないよう、改善案を考えて適用させていきます。
高専での経験はどこに活きている?
高専の工場実習授業で、汎用旋盤や汎用フライス盤を操作していたことは非常に役に立っています。現在、機械加工に関する生産技術業務を担当しており、自身は手を動かさないものの、学生時代に携わった機械加工に関する感覚が活きていると思います。また学業で得た知識より、業務の中でのOJTで得られる知識の方がはるかに活きた知識で役立つもの。学生の方には、座学は知識を得るためではなく、知らない分野の情報をインプットする能力や論理的な思考を養うために行っているという認識を持っていただきたいと思います。
印象に残っている仕事を教えて!
入社2年目からアサインしていただいた、「GEnx(ボーイング社の大型旅客機エンジン)」 の燃焼器ケースの量産ライン立ち上げ業務は強く印象に残っています。入社2年目という立場ながら、主の担当者として工程検討から作業立ち合い、初品出荷までに一貫して携わることができました。若手ということもあり、検討が不十分な箇所もあり、一つの対応に非常に長い期間を要してしまいましたが、それらも含めて自身を成長させるいい機会になったと思っています。最終的に初品を出荷できた際には非常に大きな達成感を得ることができました。
入社して良かったことは?
先日、入社以来初の海外出張を経験しました。その際、自身が部品製造に携わっているエンジンが搭載された飛行機に搭乗することができました。担当製品が世の中で活躍している実感をより強く得ることができたとき、入社して良かったと強く感じました。
ONE DAY SCHEDULE
- 8:30 出社・朝礼
朝礼及びチーム内でその日のタスクの共有をします。 - 8:45 メールチェック・スケジュール作成
先日までのメールチェックと当日の処置スケジュールを作成します。 - 9:00 ドキュメント処置、作業立ち合い
担当している製品の加工時の立ち合いやトラブル等があれば原因の調査と改善案の作成を行います。 - 12:00 昼休憩
- 13:00 客先説明資料作成
自身が考案した製造方法の検討を進め、お客様との打ち合わせで使用するための仕様書に落とし込みます。
- 13:00 客先説明資料作成
- 17:00 終業