三菱重工パワーインダストリー株式会社
プロジェクトストーリー
[環境や景観に配慮したバイオマス発電プラント]
INTRODUCTION
三菱重工グループでは、2040年カーボンニュートラル “MISSION NET ZERO” を宣言しており、2040年までの温室効果ガス排出量実質ゼロを目標に掲げる中で、エネルギー分野での脱炭素化が急務となっています。その中で注目されているのが、再生可能エネルギーの一つであるバイオマス発電です。バイオマスとは、動植物などから生まれた生物資源の総称で、木質チップや建築廃材などの木質由来の燃料を活用し、燃焼する際に発生した熱を利用して発電します。当社が推進するバイオマス発電プラントのプロジェクトでは、最先端の技術を駆使し、環境負荷の低減と安定した発電の両立を目指しています。これにより持続可能な社会の実現や地域資源の有効活用にも貢献が可能です。
プロジェクトのポイント
カーボンニュートラル実現に向けた取り組みが求められる中、本プロジェクトでは環境や景観に配慮したバイオマス発電プラントの建設に挑んでいます。設計から調達、建設までを一貫して手がけ、各部門が連携して最先端技術を活用することで、効率的で持続可能な発電設備の実現を目指しています。また、地域社会との協力にも力を入れ、未来のエネルギー基盤を共に築き上げるプロジェクトとして進めています。
三菱重工パワーインダストリー株式会社ならではのアプローチについて
プラント設計から機器の調達、建設のプロセスを一貫して手掛けるだけでなく、設備の「ホームドクター」としてお客様の伴走者となることで、脱炭素化へ向けた長期的な手厚いサポートを実現しています。プラント引渡し後、お客様自身で日々の運転管理や保守を行いながら、当社でも現場が必要とする支援を行い、プラントの延命化や運用における最適提案を実施しています。お客様のニーズに対し、迅速に提案・支援を行っていきたいという思いから、ICT技術を活用した遠隔支援システムによる、O&M「Operation(運転管理)&Maintenance(メンテナンス)」サポートを提供しています。このシステムを活用することで、お客様のプラントの運転状況を当社の各拠点で共有し、状況に応じた効率的なプラント運営施策のご提案が可能です。
プロジェクトの結果や効果について
当社のバイオマス発電用燃焼ボイラは1984年に商用の第1号機が納入されて以来、すでに50缶以上の納入実績があり、長年の経験と実績で培った設計・建設のノウハウを活かし、各プロジェクトを着実に完遂しています。二酸化炭素排出削減への貢献はもちろん、燃料の地産地消による森林事業の再生や地域経済・コミュニティーの活性化、分散電力化、地域エネルギーのレジリエンス強化といった面でも効果が期待されています。さらに、バイオマス発電プラントの設立によって地域の雇用が増加し、経済が活性化した実例も各地に見られます。バイオマス発電プラントの建設は単なる設備の完成ではなく、環境・社会・人を結びつける取り組みであり、この挑戦は持続可能なエネルギー社会の実現に向けた重要な一歩となっています。