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MHIET、大阪・関西万博向けにガスコージェネレーションシステム「SGP M850」を納入

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◆ 発電出力850kWで世界最高クラスとなる41.9%の高い発電効率と優れたBCP性能を有する
◆ 大阪・関西万博開催期間中のエネルギー供給に貢献
◆ 大阪・関西万博会場のメタネーション実証でつくった未来の都市ガス「e-メタン」も燃料として活用

ガスコージェネレーションシステム「SGP M850」

ガスコージェネレーションシステム「SGP M850」

三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社(以下「MHIET」)は、大阪・関西万博にて、会場のエネルギー供給に用いられるガスコージェネレーションシステム「SGP M850」を大阪ガス株式会社(社長:藤原 正隆、本社:大阪市中央区、以下「大阪ガス」)に納入しました。連日活況を呈する大阪・関西万博会場のエネルギー供給に貢献します。また大阪ガスが会場で行っているメタネーション実証(注1)でつくった未来の都市ガス「e-メタン」も燃料として活用します。

SGP M850は、MHIETと大阪ガスが2020年に共同開発した最新機種であり、燃焼の最適化や高効率部品の採用などにより、出力アップと効率アップを両立し、発電出力850kWで世界最高クラスの発電効率41.9%を実現しています。また、パッケージ内機器レイアウトの最適化により従来型ガスコージェネレーションシステムと同一スペースでの設置が可能であるほか、停電発生時にはガスを燃料として発電を継続し必要な設備に電力を供給するBCP対応機能も備えており、エネルギーの安定供給に貢献します。

ガスコージェネレーションシステムは、1970年日本国際博覧会(大阪万博)において、日本ガス協会出展のガスパビリオンのエネルギー供給に用いられた歴史があり、また近年、省エネルギーや低・脱炭素化を推進する観点に加え、停電時にBCP対応を実施する観点からもガスコージェネレーションシステムへの期待が高まっています。

MHIETは、高効率なガスコージェネレーションシステムの供給を通じて、低・脱炭素社会の実現に向けて貢献していきます。

  • 1環境省の委託事業「既存のインフラを活用した水素供給低コスト化に向けたモデル構築・実証事業」に基づき実施