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ベトナムのディーゼル発電セット生産拠点MHIES-Vが
生産開始10周年を迎え、現地で記念式典を開催

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2018年11月9日発行 第005号

 三菱重工グループの三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社(MHIET、社長:花沢 芳之、本社:相模原市中央区)がベトナムで運営するディーゼル発電セットの生産拠点MHI Engine System Vietnam Co., Ltd.(MHIES-V、社長:福田 久剛)は、生産開始から10周年を迎えたことを記念して現地で式典を開催しました。

 MHIES-Vは、2007年3月に設立。ホーチミン市近郊のビンズォン省に工場を構え、翌2008年の生産開始以来、年間平均500台の生産・出荷を続け、本年4月には5,000号機の出荷を達成し、現在に至ったものです。記念式典では中国式の獅子舞であるライオンダンスが披露され、10年間の足跡を記した映像を鑑賞しながら従業員を労いました。

 MHIES-Vは、MHIETが全額出資するシンガポール法人Mitsubishi Heavy Industries Engine System Asia Pte. Ltd.(MHIES-A)の100%子会社です。MHIES-Aは、アジア地域におけるエンジンの販売およびディーゼル発電セットの生産・販売拠点としての役割を担っています。

 MHIES-AおよびMHIES-Vで生産するディーゼル発電セット「MGS」(Mitsubishi Generator Series)は、相模原市のMHIETで生産したディーゼルエンジンに発電機・周辺機器を組み合わせたもので、日本品質の高い信頼性と製品力を武器に、東南アジア市場で欧米の競合製品に対して高い競争力を発揮。これまでの累計納入実績は10,000台に達しています。MHIES-Vは、ディーゼル発電セット「MGS」の主力工場として世界各国に製品を出荷しています。

 MHIETおよびその親会社である三菱重工フォークリフト&エンジン・ターボホールディングス株式会社(M-FET)は今後、ディーゼル発電セット「MGS」をエンジン・エナジー事業の主力製品と位置付け、MHIES-Vを東南アジア市場の深耕に向けて、さらに有効活用するとともに、今後もディーゼル発電セット「MGS」の高効率化に力を注ぎ、世界中の電力安定供給が困難で分散型電源が必要な地域の経済発展と暮らしの快適性向上に貢献していきます。

ディーゼル発電セット MGS2700HV
記念式典の様子

以上