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コンプレッサ遠隔監視サービス 丸善石油化学向け/国内エチレンプラントでの運用開始

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三菱重工コンプレッサ株式会社(以下、MCO)はお客様のプラントの運転最適化および操業効率向上に貢献する「遠隔監視システム」の構築を完了しました。システム構築に向けて東洋エンジニアリング株式会社(TOYO)と業務提携し、同社のDXサービス基盤「DX-PLANT®」に組み込み、丸善石油化学株式会社が運営するエチレンプラントでの運用を開始しています。

従来コンプレッサ納入後は、お客様側の制御装置・監視モニターで管理されており、コンプレッサに不具合が発生した際は、お客様より必要なデータを抽出頂き対応策を協議していたため、タイムリーに対応できないことが課題でした。

今般、開発した「遠隔監視システム」では運転データを弊社と共有頂き、アラームやトリップ信号を発報する前に、通常運転に見られない挙動(マイナーサイン)を早期に発見、MCOのコンプレッサ専業会社としての経験を生かした判断、異常時の原因分析を実施することでプラント運転の最適化、操業効率の向上に貢献します。

MCOはお客様のプラント稼働率向上へコンプレッサ専業メーカの知見で貢献していきます。

遠隔監視サービス・予兆保全のコンセプト

  • 「計画外停止・緊急停止の回避」早期対策を検討し初期対応方針を提案します
  • 「ダウンタイムの最小化」予備品、指導員の手配準備を前もって調整します
  • 「定修工事の最適化」必要な定修メニューを提案します

システムの特徴

  • コンプレッサの性能モニタリング高度化、異常予兆検知・原因分析を実現するアプリケーション
  • コンプレッサの運転状態を基にリアルタイムで異常予兆を検知、原因分析し、コンプレッサベンダーが推奨する対策案を提示する
  • コンプレッサだけではなく、駆動機へも異常予兆を検知、原因分析展開可能
  • クラウドベースでシステムを構築しているため、他社プラットフォームとの連携も容易