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設計(風力発電プラント)

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馬場 満也

馬場 満也

地球環境に直結し、存在意義が実感できる。夢とやりがいがある仕事にチャレンジ。

所属部署 本社 原動機事業本部 再生エネルギー事業部 風車事業ユニット技術開発課 技術チーム
仕事内容 風力発電用風車制御システム開発
入社時期 2006年11月
前職 電機メーカーで制御システム設計
専門分野 航空力学 流体力学

Interview

長崎造船所、風車の門がようやく開いた

新卒で入社した電機メーカーでは、原子力発電向けの制御システム設計をやりました。国内初の海外向け原子力プラント業務など、それなりにやりがいがありましたが、「この仕事は本当にやりたかった仕事なのか」という自分自身の技術者としての満足度、家族・親兄弟の幸せ、さらには社会への貢献、自分の存在意義について自問自答を繰り返す毎日でした。私がいまここにいるのは、前職の同期で、寮でも相部屋だった友人と別の友人の結婚式でたまたま会った際、彼が三菱重工風車のキャリア採用に応募していると聞いたことがきっかけでした。風力は自然エネルギーとして地球に存在するものをエネルギーに変えるクリーンビジネス。三菱重工として開発に着手してから約30年ですが、取り組むべき課題はまだ山ほどあります。自分にも子供がいますが、子供や孫の世代に対して、地球をきれいなまま引き継いでいきたい。そういうやりがいがあるっていうのは一番大きいですね。

一見シンプルだが、自然エネルギー相手だけに奥深さがある世界

現在取り組んでいるのは風車の運転制御とセイフティコンセプト。発電時には効率的に風の方向を向くよう制御したり、風速25メートル以上の場合は翼の疲労破壊を防ぐため、後ろ向きで風を受け流すよう制御したりします。直径が90メートル以上になる巨大な3つの翼はそれぞれバラバラに動かす「独立ピッチ制御」。空気力を電気に変換する効率は最大にしながら、翼やタワーにかかる荷重は最小にするということが最大の課題です。風力発電機は、見た目はシンプルですが、発電効率、強度、寿命などの必要スペックを実現するために構造、材質、そして制御において、非常に高度な技術を要し、また、20年間過酷な自然環境の下でも連続して運転することが求められる製品です。また、制御方法を改善することで、性能や信頼性・保守性を上げ、稼働率を向上させることはCO2排出量の抑制にも繋がります。自分たちの努力が自社や顧客のみならず、地球環境のために直結すると考えると、非常に夢とやりがいがあります。

洋上ウインドファーム建設も

発電エネルギーは風車の面積で決まります。大きくすると出力は2乗になるが、重さは3乗になる。つまり、製品としては大型化を指向する一方で、制御においてはより高度なレベルの技術が求められます。最適な制御にて、効率的で信頼性の高い風車をつくっていきたいですね。また、風車の大型化だけでなく、さまざまな課題にも挑戦していかなければなりません。そのテーマのひとつが、洋上ウインドファーム。風力発電機は、いずれ陸上に設置できる箇所が少なくなり、風力発電そのものが飽和する恐れがあります。そこで、海上に発電機を設置しようというわけです。遠浅の海にアンカーを打って設置する「着定式」、深い海に支持構造物を浮かべ、構造物上に発電機を設置する「浮体式」などがありますが、艦船と風力発電機の双方を開発・製造できる三菱重工にとっては、大きなビジネスチャンス。陸上向けビジネスを大きく育てながら、さまざまなチャレンジを行っていくことになります。