TOPAZ16(ZETEC社製)

概要

TOPAZ16は、TOPAZ32を廉価化したものですが、同時励振機能を限定した以外は、TOPAZ32を継承する高機能を有しています。最新マルチタップを導入することにより、全ての操作をスマートフォンやタブレット同様にタッチパネルのみで可能となり、スムーズに、効率よく操作できます。

特長

  1. 16/128P及び16/64P+1PR(1P)
    16チャンネル同時励振で最大128(64)チャンネルまでのフェーズドアレイチャンネルに加え、送受信1チャンネル(P/R)の通常UTチャンネルを装備しました。通常UTチャンネルはフェーズドアレイチャンネルから分離されておりますが、16/128型にプローブスプリッター(マルチタップ)を搭載することで、溶接線を挟み探触子を向い合わせて配置し、フェーズドアレイ探傷を行いながらTOFDのデータも同時に採取するといったことも可能です。
  2. 探触子自動認識機能
    TOPAZ16に探触子、スキャナを接続すると、探触子、スキャナ情報を自動的に認識し、素早くフォーカルロウなどを設定するとことができます。これにより、探傷設定時間が短縮でき、効率の良い検査に繋がります。この機能はZETEC社製に限るものです。
  3. バッテリタイプで持運び可能
    TOPAZ16は、リチウムバッテリを搭載しており、2個のバッテリ使用で約8時間稼働することが可能なポータブル型探傷器です。移動が多い現場作業に向いています。電源を入れたままバッテリを入れ替えできます。
  4. 接続ポート
    USB3.0×1ポート、USB2.0×2ポート、1GBイーサネットコネクタを搭載しており、データ転送速度の高速化を実現します。
  5. I/Oコネクタ
    最大2軸の探傷スキャナを接続できます。
  6. 映像出力
    HDMIポートを搭載し、外部モニタへの出力に対応しています。
  7. UltraVision Touchソフトウェア
    UltraVision Touchはフォーカルロウ計算ソフトウェアが組み込まれており、計算結果を視覚的に確認しながら簡単にセットアップを作成できます。 また、Volumetric Merge機能にて異なるチャンネルやフォーカルロウのデータを合成した新たなデータを作成することが可能です。計測ツール等を使用することにより精密なデータ解析、レポートの作成ができます。

外観