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新興国向け三菱4×1型新聞用オフセット輪転機、DIAMONDSPIRIT-SA 第2回内覧会を開催

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今夏に引き続き、去る11月27日、新興国向け三菱4×1型新聞用オフセット輪転機DIAMONDSPIRIT-SAの第2回内覧会を開催し、インドをはじめ新興国のお客様に遠路お越し頂きました。

内覧会では、DIAMONDSPIRIT-SAのプレゼンテーションを行なうと共に両面4色刷りタワーユニット1台に給紙部と折機を連結し、8頁フルカラーの最高速度での印刷実演を行いました。
印刷品質をご確認頂くと共に、ペースター、版交換の実演などもご見学頂きました。

この内覧会に先立ち、インド大手新聞社 マラヤラ・マノラマ社殿が見学され、その結果を踏まえて、基幹3工場向けに5セットのご発注を頂いております。
この5セットは2015年秋より順次稼働開始予定です。

【DIAMONDSPIRIT-SA用印刷ユニット】

DIAMONDSPIRIT-SAは、2003年にセールスリリースし、高速・高品質と運用コストの大幅削減が可能な輪転機として日本国内を中心に納入台数を伸ばしている「DIAMONDSPIRIT」で実証された多くの技術を採用しています。 同時に、急速に変化する新興国のメディア事情に合わせて一層投資効果の高い設計としました。

同機は、1時間に15万部を印刷することができ、1,400㎜までの紙巾に対応しています。DIAMONDSPIRITでは、印刷イメージを紙に直接転写するブランケット胴が、2ページ周長でしたが、DIAMONDSPIRIT-SAでは、このブランケット胴を1ページ周長と半分にすることにより、印刷ユニットの高さを約20%削減、重量を約30%削減しました。また、こうしたコンパクト設計の結果、電力消費量は約20%抑制することができます。

内覧会では、お客様から多くのご感想、ご意見、ご要望を頂戴し、当社にとって大変有意義な内覧会となりました。 また、お客様との打合せでは、機械仕様のみならず、各国メディアの状況、新聞業界の動向、弊社の今後の製品開発の方向等の話題で盛り上がり、新聞発行ビジネスに関する意見交換を行う事もできました。 内覧会翌日には、将来の設備導入計画について、急遽打合をさせて頂いたお客様もあり、DIAMONDSPIRIT-SAに対し高い関心と評価を頂けたものと考えます。

当社はDIAMONDSPIRIT-SAを、経済成長を背景にメディア関連産業が引き続き伸張している新興国市場への戦略製品として、今後も積極的に営業活動を展開して参ります。

以上