部門紹介

航空機修理組立部

航空機修理組立部では、各種防衛航空機(戦闘機・ヘリコプタ)の定期修理作業における機体分解作業並びに射出座席やキャノピー、ヘリコプタのテールロータパイロン等の主要部品およびタイヤなどの装備品の整備作業を行っています。

また、整備作業の作業手順書の作成および整備作業や組立後の機能試験に用いる器材の点検・整備、工具管理も行っています。

これらの作業は、航空機に関する知識と整備技術を習得した作業者が、高い飛行安全意識を持って担当し、航空機の飛行安全確保に繋げています。

また、三菱重工が防衛省へ納入している陸上自衛隊向け多用途ヘリコプタUH-60JA、航空自衛隊向け救難ヘリコプタUH-60J、海上自衛隊向対潜哨戒ヘリコプタSH-60K等の胴体構造組立およびドアパネルの製造を行っています。

多くの工程を経て製品が作り上げられる航空機製造の中でもその基盤となる部分を担当しており、新造機に求められる厳しい基準をハイレベルな作業でクリアすることで航空機における品質の礎を築いています。

部品管理部

部品管理部では、防衛省各種航空機における修理・組立工程に対し機種ごと/部位ごとに、必要な時期に必要部品を必要数量だけをキット組にして提供することによって円滑な生産遂行に大きく寄与しています。

また、部品/材料の要求手続き、受付、保管、構内運搬および防衛省へ納入する補用部品の契約手続き、梱包、出荷作業など小牧南工場内の物流業務を一手に担っています。

品質保証部

品質保証部は当社の品質に対する責任を有し、次の3つの主な業務を行っています。

  1. QMSの構築と維持管理

    国際規定に基づいた社内規定を整備し、品質保証を行うための仕組みを構築しています。
    また、これらの仕組みが客観的に有効であることを証明するため、JISQ9100の第三者認証の取得を行っています。

  2. 内部監査

    社内規定を基にして自らで社内を審査し、QMSが有効に機能しているか、社内規定通りに義務が実施/改善されているかを検証しています。

  3. 工程確認/製品の検査

    検査員により、製作した部品や組立工程が、作業が決められた手順でかつ決められた出来栄えになっているかを検査し、品質の妥当性を検証しています。