核融合エネルギー:原型炉への取組み
[ 原子力発電 ]

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発電実証原型炉研究開発への取組み

核融合エネルギーの実用化に向けて、ITERでは、「長時間プラズマ燃焼の実証」、「核融合炉工学技術の実証」を担い、それに続く熱から電気を取り出す発電実証を目的とした核融合原型炉のためのデータ取得を目指しています。ITER計画と並行して、幅広いアプローチ活動(BA活動)が進めてられており、これらの成果は核融合原型炉の建設へとつながります。

核融合原型炉開発に向けたロードマップは、文部科学省より「原型炉研究開発ロードマップについて(一次まとめ)」(2018年7月24日付)として報告され、ITERの役割、核融合原型炉開発のためのアクションプランがまとめられています。
当社は、核融合原型炉の概念設計の基本設計活動等では、炉本体や炉内容器の遠隔保守等の概念検討に参画しています。

原子炉開発ロードマップ

原型炉概念検討への取組み

核融合原型炉のトロイダル磁場本体に関しては、主要な荷重条件となる電磁力について解析評価を行い、本体構造の基本概念の策定に貢献し、真空容器内機器であるブランケット構造体の遠隔保守シナリオの策定、ブランケットの保守概念の検討に参画しています。

また、周辺設備についても、原子力発電プラントメーカーとしての経験をもとに、一次冷却系、タービン系の概念検討に参画しています。

ブランケットセグメントの分割条件

電磁解析(トロイダル磁場コイル急速放電時の場合)

三菱重工グループの実績