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JOB_08

試験調整

護衛艦の武器システムに係る
試験調整を担い装置の健全性を評価する。
橋本 龍
RYO HASHIMOTO
防衛・宇宙セグメント
艦艇・特殊機械事業部艦船技術部 武装技術課
2015年入社
機械工学科卒
RYO HASHIMOTO

三菱重工に入社を決めた理由は?

幼少期から長崎で育ったこともあり、三菱重工は親しみのある企業でした。そのような中、高専の工場見学で三菱重工を訪問。各担当者が責任感とプロ意識を持ってものづくりに取り組んでいる姿、それらが結集されることでスケールの大きな製品が完成する場面を目の当たりにし、憧れを抱きました。自分自身もこのような製品や事業に携わることで、他では得られない経験や幅広い知識を吸収できると考え、三菱重工への入社を決めました。

現在の仕事内容を教えて!

所属する武装技術課は、護衛艦建造時や就役した護衛艦における武器システムの試験調整業務を担っています。建造時の前半工程においては武器単体の性能を発揮できるよう、艦上据付の精度評価や作動試験を行います。後半工程においては、武器単体が護衛艦全体のシステムとして成立するよう機能検証します。その際、海上自衛隊の部隊(就役艦や航空機)と連携しながら海上試験を実施するケースもあります。私はソーナーシステムや航海機器等、水中武器の担当として、装置の健全性評価や連接確認、試験の計画立案・遂行、不具合発生時のトラブルシューティング、およびお客様への装置操作法の説明などの業務を行っています。

高専での経験はどこに活きている?

担当装置に不具合が発生した際、様々な技術分野から多角的な視点で、原因を追究し問題解決を図ります。当該業務において不具合要因を検討する際や各要因を検証の上、妥当性を評価する際など、工学の幅広い知識が必要になります。早い段階から高専で学んできた幅広い分野の知識がベースにあるため、大きな抵抗なく業務に励めていると思っています。また、高専時代の実習や実験などで培った実物を観察しながら考察するプロセス・経験が強みになっていると感じます。

印象に残っている仕事を教えて!

護衛艦の武器システムに係る試験は装置の単体試験などの初歩的な試験から、就役艦と連携して海上で行う大規模な試験まで多岐にわたります。複数の試験を順序立てて計画・実行し、完遂できたときに、護衛艦の完成に携わった技術者の一人として大きな達成感を得ました。また、担当装置の据付から電源投入、各種試験、完成状態となるまでには、必ずすべてが上手くいくとは限りません。装置に不具合が生じた際に、発生している事象を整理し、原因を調査した上で、改善できたときに技術者としての存在意義ややりがいを感じます。

入社して良かったことは?

三菱重工は多数の製品を取り扱っており、かつ所帯が大きい企業であるため、職種や各所属の業務内容も多岐にわたります。そのような中、他所属・他部門にチャレンジ・経験する機会があり、前所属でご指導いただいた内容や習得したスキルを強みとして業務に励むことができます。また、新たな部門で必要となる知識や技術を習得の上、実行に移すことで、さらなる成長を感じることができています。

PRIVATE

趣味はランニング。昼休みや終業後の個人ランニングに加えて、土曜日は数十人程度の仲間が集まり、ペース走やインターバル走を通して体力づくりに励んでいます。ハードなトレーニングをやり遂げた時や、大会で自己ベストを更新できた時の達成感は格別です。将来、3人の子どもたちと一緒にマラソン大会に出るのが夢です。

ONE DAY SCHEDULE

8:00
出社、ToDoリスト確認、業務調整

出社後は部全員で体操した後、当日のタスク確認、および上司や同僚との業務調整を行います。

8:30
現場進出準備

関連部署・メーカなどとの調整やメールのやり取りを行った後、現場進出時に必要な資料、計測器などを準備します。

9:30
現場進出(装置の調整・試験)

試験方案や要領書に基づいて試験を行い、結果をお客様に報告します。

11:30
関連部署との打ち合わせ

関連部署と打ち合わせを行い、工程などを調整します。

12:00
お昼休憩

ランニングをしたり同僚と談笑したり、息抜きをします。

13:00
現場進出(装置の調整・試験、トラブルシューティングなど)

担当装置で不具合が発生した場合は、原因の特定と解決に向けた調査・対応を行います。

15:00
デスクワーク

試験成績書や試験要領書の作成などを行います。また、ToDoリストやスケジュールを更新し、翌日以降の作業計画を検討します。

17:00
終業