PWR燃料

PWR燃料

基本仕様

型式 14×14 15×15 17×17
10ft 12ft 12ft 12ft
断面寸法
(mm角)
197 214 214
支持格子数 6 7または8 7 9
集合体全長
(m)
約3.5 約4.1 約4.1 約4.1
燃料棒全長
(m)
約3.2 約3.9 約3.9 約3.9
燃料棒直径
(mm)
10.7 10.7 9.5
燃料棒本数
(本)
179 204 264
ペレット直径
(mm)
9.3 9.3 8.2
ペレット個数
(個/棒)
約240 約300 約300 約400
材料:
ペレット
二酸化ウラン、ガドリニア入り二酸化ウラン
被覆管
ジルコニウム合金
制御棒案内シンブル
ジルコニウム合金
支持格子
ジルコニウム合金及びインコネル
上下ノズル
ステンレス鋼

東海工場(PWR燃料)の製造工程

01再転換工程(湿式)

原料の六フッ化ウランを蒸発させてガス状にし、純水と反応させて、フッ化ウラニルの水溶液をつくります。
この水溶液にアンモニア水を加え、沈殿・ろ過・乾燥して、重ウラン酸アンモン粉末にします。
さらに、焙焼・還元という工程を経て、二酸化ウラン粉末にします。

02ペレット成形工程

二酸化ウラン粉末を顆粒状にしたものを、ロータリープレスでペレットの形をつくります。
これを焼結炉で1,700℃以上の高温で焼き固めた後、外周を研削し、二酸化ウランペレットを所定の寸法に仕上げます。

03燃料棒製造工程

二酸化ウランペレットを被覆管に挿入します。
次に、片側にペレット押さえばねを入れ、両端に端栓を溶接密封し、燃料棒を製造します。

04燃料集合体組立工程

燃料棒を支える支持格子6~9個に燃料棒を挿入します。
さらに、制御棒が入る案内管と上下にノズルを取り付けて、長さ約4mの燃料集合体が完成します。

燃料集合体組立工程