藤川直樹
NAOKI FUJIKAWA

三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社
プラント事業部
エンジニアリング総括部
プラント設計部
技術グループ
1997年入社
工学研究科 産業機械工学専攻

廃棄物処理事業が持つ
大きな社会的意義

現在の仕事内容と役割

プラント設計部技術グループは、燃焼設備(ストーカ、炉本体)、熱回収設備(ボイラ)、排ガス処理設備(減温塔、ろ過式集じん器、触媒反応塔)などの「ごみ焼却施設の主要機器」を担当するグループです。実際の業務としては、これらの主要機器に対して、「機能・性能を満たすための検討・計画・設計」、「機器製作のための製作図の作成」、「製作メーカへの技術的な購入または製作仕様作成や製作フォロー」、「試運転対応」ほか一連の業務を実施しています。

仕事のやりがいや醍醐味

廃棄物処理は、多種多様な入口条件(ごみ)に対して常に安定した稼動を求められる点において、技術的にかなり難しい分野です。入口条件が明確にできない中、過去の実績や各種検討に基づいて適正な設計を行っていかなければなりません。様々なトラブルを乗り越えながら、自分が苦労して検討・設計・製作に関わったものが形になり、現地で据え付けられ、要求された性能を満足して無事引き渡せた時には、この仕事に取り組んで良かったと思いますし、大きなやりがいを感じます。

会社の強みや好きなところ

グループとしての「豊富な人材」と「技術の蓄積」が強みです。新規開発や困難な課題に直面した時には総合研究所のサポートが得られたり、これまで蓄積された技術資料を紐解くことで問題解決の糸口を見つけることができたりする場面が多々あります。また、三菱重工環境・化学エンジニアリングの強みは、新規建設からO&M、さらには延命化までを一気通貫で対応しており、使用者の声を直接聞ける仕組みがある点です。クレームは耳が痛い部分もありますが、新規開発に繋がる大事なアドバイスでもあり、これを活かせる環境が既に出来上がっています。

応募者へのメッセージ

廃棄物処理事業は電気・水・ガスほどメジャーではないものの、重要な社会インフラであり、社会を支える事業の一つです。会社選択の際には社会貢献を重視する方々も多々いらっしゃると思いますが、廃棄物処理事業は「街をきれいにする」、「環境負荷を下げる」という意味で大きな社会的意義持つ事業だと思います。また、廃棄物処理技術は技術的に奥が深く、今後は新興国を中心に普及していく技術でもあることから、グローバルな技術者を目指す人にとっても面白い業種だと思いますので、選択肢の一つとして検討されてみてはいかがでしょうか?

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