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舶用2ストロークエンジン向け高温耐食性排気弁の開発完了 UEエンジン向けに商品化へ

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三菱重工舶用機械エンジンは、舶用2ストロークエンジンの減速運転に対する排気弁の長寿命化及び信頼性向上策として、大同特殊鋼株式会社が開発したDSAⓇ760※材をUEエンジンの排気弁に採用します。
DSAⓇ760排気弁は、大型UEエンジン搭載就航船での約1.5年間の検証試験を通じて、既存のナイモニック排気弁よりも優れた耐食性を確認しました。今後、この排気弁を商品化し、減速運転等へのニーズに対応して参ります。

このDSAⓇ760はニッケルにクロムとアルミニウムを適正なバランスで添加した耐熱合金で、従来の耐熱合金よりも優れた高温強度とディーゼルエンジンなどで問題になる高温腐食への耐性を両立させた材料です。
実証試験の結果、既存のナイモニック排気弁と比較し、触火面損耗速度約60%低減を確認しており、約2.5倍の寿命延長を達成できる見込みです。

今後も新技術の開発と更なる信頼性向上策を提案し、船舶の効率的な運航と地球環境保全に貢献していきます。

※DSAⓇ760とは、Daido Super Alloy No.760の略称
DSAⓇは大同特殊鋼㈱の登録商標です。

ナイモニック排気弁を基準とした時の寿命延長効果