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- 燃費・CO₂コスト双方削減で持続可能な運航最適化の実現を支援 -
三菱重工マリンマシナリ株式会社はプロペラレトロフィットの受注が累計300基(※1)に到達しました。
低負荷運航向けに最適設計をしたプロペラへの換装は、約2〜12%の燃費改善を実現します。
これにより燃料費の削減はもちろん、CO₂排出に伴うコスト負担の抑制に貢献します。
世界的に脱炭素の取り組みが加速する中、IMO(国際海事機関)ではGHG削減に向けた各種制度の導入に向けた議論が継続されています。今後はCO₂コストが事業収益に影響を及ぼすと考えられるため、推進効率の改善は有効な対策となります。
当社は、運航データに基づく個船最適化と中国のパートナー会社での生産体制により、短納期でのプロペラ供給を実現しています。
また、MSC Shipmanagement (Cyprus) 向けには「100基のプロペラ換装工事」が完了し、2,000〜23,000TEUの幅広いコンテナ船において燃費改善効果を確認しています。当社試算では年間48.7万トンのCO2削減(※2)の見込みです。
100隻目のレトロフィット達成は、MSCとの長年にわたるパートナーシップの大きな成果です。
こうした実績と知見を他のお客様への提案に活用し、燃料費とCO₂コストの双方を低減する「二重のリターン」を提供することで、今後も持続可能な海上輸送の実現に貢献していきます。
(※1)2013年以降の通算
(※2)100基換装時換算
2025年にプロペラ換装を実施したMSC諸流のメガコンテナ
@MSC Mediterranean Shipping Co., Ltd.