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J-ENG製低圧EGRシステム搭載機関向
MET過給機受注好調

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三菱重工マリンマシナリは、株式会社ジャパンエンジンコーポレーション (以下、J-ENG)製の低圧EGRシステム(注1)搭載の6UEC50LSH-ECO-C3-EGR型機関向けにMET53MB過給機を初受注しました。納入は2023年上旬の予定。

当社はJ-ENGと一体となり低圧EGRシステム搭載機関向け過給機の開発を進め、主機の要求仕様を満たすべく過給機仕様の最適化を実施致しました。

低圧EGR搭載機関向過給機の納入実績台数は2018年度の初号機から数えて現在では累計30台を超え、納入された過給機型式も37MB、42MB、48MB、53MB、60MBの5型式となります。
また既に30台を超える受注内示を頂いており、今後益々規模が拡大する見通しです。

当社は、顧客のニーズに寄り添った過給機メーカとして様々な機関仕様や新燃料に対応した最適な製品を引き続き提供して参ります。

(注1)  低圧EGRシステム:EGR=Exhaust Gas Recirculation
      IMO環境規制の一つであるNOx(窒素酸化物)3次規制(TierⅢ)に適合する技術として
      UEC機関向にJ-ENGが開発した新技術の呼称で、過給機出口の低圧排ガスを再循環させるシステムです。
      これにより燃費の悪化は最小限に留めつつ、過給機出口の低圧排ガスを利用しNOx排出量を削減する事が可能となります。

EGR運転時図解