ページの先頭です。 ページの本文へ フッタへ
MITSUBISHI Heavy Industries Recruiting Information
ENTRY MYPAGE

インタビュー

TETSUYA ADACHI
安達哲也

ICTソリューション本部
制御技術部
ITS設計課
[2007年入社]
自然科学研究科電気電子工学専攻修了

シンガポールの未来型自動車管理システムを実現する。

ソフトウェア開発への挑戦が新境地を切り拓いた

 大学では電気工学を専攻し、半導体デバイスの研究をしていました。三菱重工に就職したのは、社会に広く役立つ技術に携わっていきたいと考えたからです。「電気の知識があれば、どんな仕事でもできる」という気持ちでいたので、専門には特にこだわりませんでした。
 当時、三菱重工が手掛けていたプロジェクトの中で、最も興味を惹かれたのがITS(高度道路交通システム)です。日本ではすでにETC(電子料金収受システム)の運用が始まっており、コンピュータシステムをうまく利用することで交通はどんどん便利になることが分かっていました。それまではソフトウェア開発にはあまり興味がなかったのですが(笑)、こういう分野に挑戦するのも面白いと感じるようになったのです。
 入社後4年間はシステムエンジニアとしての腕を磨く期間としてソフトウェア開発に没頭しました。そして5年目、企画部門に移ってからは、自分で新しいシステムを考案するだけでなく、顧客開拓まで仕事範囲は広がっていきました。そのころ開発したものの中に、電気自動車のバッテリーを町のエネルギー源としても活用するシステムがありました。残念ながら製品化には至りませんでしたが、将来のインフラとして経済産業省主導の実証実験に加わることができ、それなりの評価は得られたものと満足しています。

走行中の全ての自動車を管理できる未来型システム

 今、手掛けているのは、シンガポールにおける次世代ERPの導入事業です。ERP(Electronic Road Pricing)は市街地で道路の通行料金を徴収する電子道路課金システムで、車載器と道路上に設置されたゲートが通信を行う方式は日本のETCと似ています。現在使われているものは三菱重工が開発し1998年に納入したものですが、新しく導入が計画されている次世代ERPはこれをさらに進化させたもので、ゲート式ではなく、GPSのような位置検出機能のある車載器を走行する全ての自動車に設置し、自動的に課金をしていきます。
 このシステムが優れているのは、料金収受だけでなく交通量の管理やドライバーにとって便利な情報の配信にも使えるという点です。例えば、車載器が算出する位置情報、車両の走行状況を管理センターにてリアルタイムに収集、解析することで交通状況を把握できます。これをもとに、どの道を通れば早いかをドライバーに通知することで、道路交通の効率を更に高めることができます。受注が決まれば、車載器、通信インフラ、管理センターなど一式を納入することになりますから大きなビジネスになります。このため、私たちはこれまでの実績をもとに、新たな技術をアピールすることで、競合メーカーとの差別化を図っている段階です。
 三菱重工では、「システム」といってもソフトウェアだけでなく、さまざまな技術を盛り込んだハードウェアを組み合わせたものが主流です。ETCも、高速道路の料金所で使う機器を多く開発していた経験から生まれた製品であり、さらにそれを発達させたのが今回の次世代ERPになります。交通関係のシステムは高い信頼性が必要なだけに製品化できる企業は限られます。これからも社会を大きく変えていける技術を送り出していけたらうれしいですね。

パーソナルデータ

最近は頻繁にシンガポールに出張している。学生時代からアジア旅行を繰り返していたので現地での生活には困らず、食事はレストランよりホーカーズ(屋台街)のほうが断然安くてうまい!と出張も楽しんでいる。

INTERVIEWその他の社員インタビューを見る