2018年度の売上収益は4兆783億円。経営資源活用の自由度を広げるとともに、成長性・収益性の高い事業へ経営資源を投入することで、事業の成長・拡大を実現しています。
1884年、三菱の創業者岩﨑彌太郎が、政府より借り受けた工部省長崎造船局を長崎造船所と命名し造船事業に進出したのが始まりです。その後、1934年には、船舶のほかに重機、航空機、鉄道車両を加え、現在の社名に変えて新しいスタートを切りました。130年以上に亘って、日本の近代化とともに歩んできたのです。
グループ企業235社はより大きなシナジーを発揮するため、多岐にわたる製品を「パワー」「インダストリー&社会基盤」「航空・防衛・宇宙」の3つのドメインに再編し、それぞれ最適な事業戦略に基づいて事業の拡大と収益の向上を目指しています。
「地球と人類のサステナビリティ(持続可能性)に対し、人々に感動を与えるような技術と、ものづくりへの情熱によって、安心・安全で豊かな生活を営むことができるたしかな未来を提供していく」という強い意志を、全グループ員が共有しています。
2014年度から2018年度の5年間の研究開発費の合計は約7,860億円にのぼります。中心となる総合研究所と各ドメイン間との密接な連携により、各製品の競争力の強化やさらなる事業拡大につながる研究開発を強力に推進していきます。
ビジネスの舞台は最早、日本国内だけにはとどまりません。既に売上高の5割以上が北米やアジアを始めとした海外市場であげられています。今後も技術レベルの高さをグループの強みとして、グローバル競争の中で存在感を発揮し続けていきます。