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福島県いわき市で風力発電をテーマに出前理科教室を開催
昨年に続き洋上ウィンドファーム実証研究事業の地元小学生を対象に

発行 第 5419号
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 三菱重工業は3日、出前理科教室を福島県いわき市立好間第二小学校で開催しました。CSR活動の一環として5年生を対象に、風力発電をテーマに洋上風車が浮かぶ原理が楽しく理解できる実験なども交えて解説したものです。国の大規模なウィンドファーム実証研究事業が進められている地元の子どもたちに、身近な存在の風力発電について学ぶ機会を提供するのは、昨年12月の同市立小名浜第一小学校に次いで今回が2回目です。

【出前理科教室の模様】
 授業は好間第二小の理科教室で、当社原動機事業本部の社員が講師となり行いました。前半は風力発電の原理や多様な風車の種類、当社が手掛ける陸上・洋上風車や国内外各地のウィンドファームなどについて紹介。後半はグループに分かれて、浮体式洋上風車がバランスを保ち洋上で浮かんでいられる仕組みを水槽、ペットボトル、ビー玉などを使って体感し、風力発電の展望と課題についても考えました。

 好間第二小では、東日本大震災以来避難生活を余儀なくされている児童も学んでいます。彼らを含めた多くの同校児童が、震災からの復興に向けていわき市沖で2011年度に始まった浮体式ウィンドファーム実証研究事業について期待と関心を寄せています。また、2012年11月に実施した小名浜第一小での理科授業が好評を博したこともあり、好間第二小から出前授業の要望を受け今回実施しました。

 浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業は、当社ほかで構成する産学コンソーシアムが経済産業省から受託。当社は同事業において、小名浜港で出力7,000kWの浮体式洋上風車の組み立てを計画しています。このため、出前理科教室などを通じて、地元で進められている次世代エネルギーの開発について、より深く理解してもらうことに力を注いでいます。

 当社は、CSR行動指針の一つである“次世代への架け橋”に沿った活動として、2008年度から本社・事業所の所在地を中心に、全国で子どもたちの科学技術に対する興味を育む出前理科教室を開催。また、大震災の発生直後からは、自社のヘリコプターやジェット機を使った緊急物資輸送や各種義援金、ボランティア、チャリティミュージカルなどによる様々な被災地支援に取り組んできました。被災地での出前理科教室は昨年度に4回開催しており、今後も積極的に実施していきます。

Tags: CSR,アジア,コーポーレート
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