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原子力ポンプで英国ウェア社と協業
効率的な事業展開を目指す

発行 第 4945号
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 三菱重工業は、原子力発電所のメンテナンス大手である英国のウェア社(Weir Power & Industrial)と原子力ポンプの供給・メンテナンス体制の構築に関して協業することに合意し、契約を締結した。総合原子力メーカーである当社と、同国の原子力ポンプのアフターサービス市場で圧倒的な地位を占めるウェア社が提携することで、原子力ポンプ事業の一層効率的な展開をはかるのが狙い。

 今回の協業は、当社が設計・製造を担当、ウェア社が販売サポート、プロジェクト管理、据付け、アフターサービスなどを手掛けて、今後増加が予想される新設需要にも対応しようというもの。市場は当面、英国を対象とするが、欧州域のサプライチェーン強化の布石としても位置づけ、グローバル供給体制づくりの一環とする。

 ウェア社は、原子力をはじめとするエネルギー・産業向けポンプ・バルブのメンテナンス会社。スコットランド最大の都市であるグラスゴーに本社を、英国とカナダに計12の支店を構え、英国の複数の電力大手と長期契約を結ぶなどして、各種アフターサービス事業を推進している。設立は1871年。

 今回の協業は、新たな提携先を求めていた同社と、欧州進出を加速する当社の狙いが一致したもので、26日、当社高砂製作所(兵庫県高砂市)で両社幹部が契約に調印した。

 当社は今回の協業により、英国における当社原子力ポンプの一層の競争優位性を獲得・維持していくとともに、今後ますます需要の増大が期待される欧州の原子力発電プラント市場において確固たる地位を築くため、さらに積極的な事業展開を行っていく。

 

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