DYNARAY/DYNARAY LITE(ZETEC社製)
概要
DYNARAYは最大256エレメント同時励振可能なハイパフォーマンスフェーズドアレイUT探傷器です。
比類のないパワーと多機能性を提供するDYNARAYは、2Dマトリックスアレイプローブ、長いサウンドパス、低周波プローブ、複雑な形状を必要とする検査に最適です。また64/64PRから256/256PRに至るまで、お客様のニーズに合わせたさまざまな構成が可能です。
DYNARAY LITEは、DYNARAYの高機能はそのままで、軽量化(13.5kg)を実現しました。最大64エレメント同時励振可能なハイパフォーマンスフェーズドアレイUT探傷器です。
また、どちらの探傷器も付属のアダプタを取り付けることにより、16チャンネルの通常UTとして使用できます。
特長
- 2Dマトリクスアレイ技術
256/256PRモデルでは最大256エレメントの同時励振が可能です。(パルサー256チャンネルをパルスエコー方式にて、また、パルサー256チャンネルとレシーバー256チャンネルをピッチ&キャッチ方式にて制御可能。)また、256チャンネルを用いることで2Dマトリクスプローブの性能を最大限発揮します。 - FMC/TFM機能
FMC(Full Matrix Capture)/TFM(Total Focusing Method)機能をサポートしており、複合材など表面状態が複雑な部位の探傷が可能です。 - UltraVisionでの制御・解析
DYNARAY / DYNARAY LITEはソフトウェアUltraVisionとパソコンを接続することにより、UltraVisionの高機能を利用できます。DYNARAY / DYNARAY LITEで採取したデータファイルをUltraVisionでロードでき、アドバンスドバージョン、3Dバージョンの高機能を利用した高度な解析をすることもできます。 - 柔軟な条件設定
複雑形状における高品質な検査を実現する為に、形状に応じて変化する最大4,096の異なるフォーカルロウを適用できます。
高速データ処理(20MB/sのデータ転送)が可能で振幅方向の16ビットデジタイザー分解能と20GB以上のデータファイルを生成する能力を有します。 - 広範囲のプローブ周波数
0.5MHzから20MHzまでの広い範囲のプローブ周波数を駆動することができ、さらに、フェーズドアレイチャンネルを200Vで励振可能であることから、厚肉材・高減衰材の探傷にも対応できます。