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図:防衛・宇宙

FOCUS防衛・宇宙

宇宙開発の未来を担う、衛星打上げ輸送

三菱重工の衛星打上げ輸送サービスは、H-IIA/Bロケットの高い打上げ成功率と困難をともなうオンタイムでの打上げの継続により、国の内外から高い評価を得ています。2014年度からは主契約者として新型基幹ロケットの開発にも着手し、当社の技術は宇宙開発の次なる時代を切り拓いていきます。

写真:2014年5月24日に打上げられたH-IIAロケット24号機

2014年5月24日に打上げられたH-IIAロケット24号機

図:事業活動における価値創造

Backdrop

  • 開発から利用重視に舵をきった宇宙基本計画
  • 新興国を中心とした衛星打上げ需要の増加

2013年1月の「宇宙基本計画」の政府決定により、日本の宇宙政策は開発重視から利用重視へと方針転換が行われようとしています。例えば、データ通信や衛星放送、地図作成や資源探査、GPS(全地球測位システム)を利用したナビゲーションなど、国民生活の質の向上に直接的につながる取り組みが強力に推進されることとなりました。そのためには、通信・放送衛星、測位衛星、リモートセンシング衛星などの人工衛星の製造・運用能力はもちろん、その人工衛星の打上げ能力の増強と、それを支える国内産業・技術基盤の維持が欠かせません。

一方で海外に目を向けると、東南アジアを筆頭に新興国で通信衛星などの打上げ需要が増加しており、商業衛星打上げ輸送サービスの事業機会が広がりつつあります。

Key Capital

  • 打上げ能力を向上させたH-IIAロケット
  • 高い成功率とオンタイム打上げの積み重ね

日本の宇宙政策において、当社は約40年にわたって衛星打上げ用ロケットの開発・製造で重要な役割を果たしてきました。その中でも現在の基幹ロケットであるH-IIAロケットは、JAXA(※1)から技術移転を受け、2007年9月打上げの13号機以降、当社が製造から打上げまでを一貫して担っています。近年は、JAXAのもとでH-IIAロケット第2段機体の改良を進め、従来より静止軌道に近い静止遷移軌道への衛星投入が可能となり、世界中のニーズに応えられる体制となります。

また、現在(※2)のH-ⅡAロケットの打上げ成功率は、約96%(24機中23機)という高さを誇ります。加えて、定刻通りの打上げも継続中です。

※1JAXA:宇宙航空研究開発機構。日本の宇宙科学研究、航空技術研究、宇宙開発研究を担う独立行政法人。

※22014年7月現在。

Strategy

  • H-IIA/Bロケットの連続成功と継続的な製造効率化
  • 国際競争力のある新型基幹ロケットの開発

国の自律的打上げ能力の確保・産業基盤の維持と、宇宙開発利用への貢献で、より高いプレゼンスを発揮

こうしたH-IIAの打上げ能力と、計画通り確実に打上げる信頼性を、世界第4 位の大手衛星オペレーターであるテレサット社は高く評価。2015年後半に予定されている通信放送衛星TELSTAR 12Vの打上げ輸送を当社が受注することに決まりました。これは当社にとって初の商業衛星の打上げ輸送サービスの受注となります。さらに2014年5 月には国内衛星オペレーターからの初受注となる、同5位のスカパーJSAT(株)との契約を締結しました。これら大手顧客からの受注実績を追い風に、国内外の衛星打上げ輸送サービス市場で積極的な事業活動を展開していきます。

現状では当社のロケットの打上げは年間で2 ~ 3機ですが、世界では、新興国の打上げの活発化にともない、年間に20 ~ 30機が打上げられています。この事業機会を獲得していくためには、引き続き、H-IIAロケット、そして2013年にラインアップに加わったH-IIBロケットの確実で正確な打上げを積み重ねていくことが何よりも重要になります。併せて、製造の効率化を進め、コスト競争力を高めていきます。

さらに、2014年3月、当社はJAXAから新型基幹ロケットの開発と打上げ輸送サービスを担う主契約者に選定されました。2014年度に開発に着手し、2020年の試験機打上げを目指します。新型ロケットの開発段階から民間企業が中心的な役割を担うのは初で、当社はJAXAや他の民間企業と協力しつつ、完成後の打上げサービスまでを一貫して担当することになります。新型基幹ロケットは現在のH-IIA/Bロケットを刷新したもので、幾多の最新技術を導入することで低価格と高い信頼性を両立させ、国際競争力を高めていきます。

当社は、既存ラインアップのロケットの着実な打上げ実績の積み重ねと同時に、新型ロケット開発を推進することにより、宇宙開発の技術基盤を確固たるものにしていきます。それはつまり、我が国の自律的打上げ能力の確保と、産業基盤の維持に直結するものと言えます。今後はさらに世界の多様なニーズに応えられるよう、世界の宇宙開発利用におけるプレゼンスをより高め、いっそう大きな貢献を果たしていきます。

主要プロジェクト
発表時期 納入時期 プロジェクト
2014年5月 H-IIAロケット24号機の打上げ成功
2014年5月 2016年度 スカパーJSAT(株)から衛星打上げ輸送サービスを受注
2014年3月 JAXAより、新型基幹ロケットの開発と打上げ輸送サービスを担う主契約者に選定される
2013年9月 2015年後半 テレサット社の通信放送衛星打上げ輸送サービスを受注(初の商業衛星の打上げ受注)
2013年6月 アリアンスペース社と宇宙ロケットの商業打上げに関する協力覚書(MOU)を締結

VOICE三菱重工の衛星打上げサービスが、さまざまな点において他社よりも優れていると判断しました。

写真:テレサット社長兼CEO ダニエル S.ゴールドバーグ(Daniel S.Goldberg) 氏
テレサット社長兼CEO
Daniel S.Goldberg 氏

今回TELSTAR 12Vの打上げを三菱重工に発注するのは、他の打上げ事業者との広範囲な比較検討の結果です。具体的には、三菱重工が提供するサービスが、技術・運用面での経験、打上げスケジュールの柔軟性、ロケットの性能、取引条件等のテレサット社の選定基準において、他の打上げ事業者より優れていたからです。テレサット社は、今回の三菱重工との協力が我々にとって新たな一歩を刻むものであると確信しています。テレサット社と三菱重工の協力により、我々の最新の衛星が計画通り打上がることを楽しみにしています。

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