放課後キッズクラブの子どもたちを対象に、
浮力と船についての夏休み理科教室を開催しました。

三菱重工業株式会社(以下三菱重工)横浜製作所は、8月7日、横浜市の小学校1から6年生58名を本牧工場(横浜市中区錦町12)に招待し、船と浮力についての夏休み理科教室を開催しました。

今回の理科教室の対象は市内3校(注)の「放課後キッズクラブ」に在籍する子どもたち。いずれのキッズクラブも、横浜市に拠点を置き子育て支援等に取り組んでいるNPO法人「シャーロックホームズ」が横浜市から委託を受けて運営しているものです。理科教室では、粘土や鉄板を使った浮力についての実験を行い、重い船がなぜ浮くのかを体感し、牛乳パックを使ったパタパタ船の工作では、子どもたちが1人1人完成させた船をプールで動かし大喜びしていました。その後、国内最大級の設備を持つドックや船を見学し、横浜のシンボルの1つである船を身近に感じてもらうことができました。

子どもたちからは「何度も作って速く進む船を作りたい」「ドックがとても広くて楽しかった。すごく船が大きかった」「船を大切にしていること、そのためにたくさんの工夫をしていることが分かった」などの感想をいただきました。

今回の理科教室のほか、横浜製作所では、本牧・金沢両工場近くの小学校(本牧南小学校と並木中央小学校)を対象に、かざぐるまやモーターの工作を通じた理科教室も行っています。

(注)横浜市立上菅田小学校、浅間台小学校、南太田小学校の3校

三菱重工は、科学技術で地球社会に貢献できる人材を育てることが“ものづくり”企業としての社会的責任の一つであると考え、2008年度から全社で理科教室に取り組んでいます。事業所ごとに特徴ある製品や技術を題材とした内容で授業を展開しており、(1)理科の楽しさを知りものづくりとの関連を実感させ、学習意欲を高める、(2)将来や就労への夢を育てることにメーカーの立場で貢献するの2つを目的に挙げております。

鉄板を使った浮力の実験に見入る子どもたち
1. 鉄板を使った浮力の実験に見入る子どもたち
パタパタ船の工作に夢中
2. パタパタ船の工作に夢中
自作のパタパタ船が動いて大喜び
3. 自作のパタパタ船が動いて大喜び