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高砂製作所のCSR活動

地球との絆

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GTCC(ガスタービンコンバインドサイクル)発電

世界の電力供給の65パーセント以上を占める火力発電の環境負荷低減に貢献しています。

高砂製作所製GTCC(ガスタービンコンバインドサイクル)発電の活躍

エネルギーの安定供給と環境負荷の低減を両立させる

エネルギーの安定供給と環境負荷の低減を両立していくためには、(1)エネルギー消費量の抑制(省エネルギー・高効率化)、(2)エネルギー生産の効率化(使用するエネルギーの削減)、(3)低炭素型エネルギー(原子力や再生可能エネルギー)の活用促進、(4)発生した二酸化炭素(CO2)の回収・貯留・利用が必要であると言われていますが、三菱重工はこれらすべてに寄与できる製品・技術を有しています。
特に(2)エネルギ-生産の効率化については、高砂製作所がもつ世界最高レベルのガスタービン技術を活かしたコンバインドサイクル発電システムが注目されています。このシステムは燃料を燃やして発生させた高圧ガスでタービンを回す通常の発電に加え、その排熱で作った蒸気でもタービンを回して発電します。 高砂製作所は同じ燃料でより多くの電気を生み出すことが可能なこのコンバインドサイクル発電プラントを世界各国に数多く納入しており、世界中の電力需要の安定供給に貢献しています。

高砂製作所内のGTCC実証発電プラント
高砂製作所内のGTCC実証発電プラント
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またこのシステムでは発電効率が大幅に向上するために、温暖化ガスである二酸化炭素(CO2)の排出量を大幅に削減することが可能であり、世界の電力供給の65パーセントを占める火力発電の環境負荷低減に貢献します。

製品使用時のCO2削減量(2007年度)

製品 CO2削減量(千t)
火力発電 従来型火力発電プラント 29.00
ガスタービンコンバインド発電プラント 2,638.00
産業用発電プラント 174.00

日本の電気事業の使用電力量当たりのCO2排出量 0.379kg-CO2/kWh(電気事業連合会2001年度実績)と比較


製品使用時のCO2削減量


樹齢50年のスギが1本当たり1年間約14キログラムのCO2を吸収するものとして算出
(算出の出典は、環境省/林野庁発行資料「地球温暖化防止のための緑の吸収源対策」)

GTCC(ガスタービンコンバインドサイクル)発電プラントの技術を供給

中国政府の要請に応えて現地法人を広州に設立

1978年の「改革開放政策」以来、めざましい高度経済成長を遂げてきた中国は、現在、米国に次ぐ世界第2位のエネルギー消費大国となっています。これまで同国では、豊富な埋蔵量をもつ石炭資源を活用し、電力供給の約8割を火力プラントでまかなってきました。しかし近年、急速に増え続けるエネルギー需要や深刻化する地球温暖化問題を背景に、中国政府は天然ガスへのエネルギー転換や環境負荷の少ない発電設備の建設に向けた施策を積極的に打ち出しています。

その一環として、中国政府は2002年10月、天然ガス焚き複合発電プラントに関する国際入札を実施しました。この入札では、中国の現地メーカーに技術移転することが条件とされていましたが、三菱重工はクリーンな発電設備を求める中国政府の要望に応えるため、中国の三大重電機メーカーの一つである中国東方電気集団公司の傘下企業、東方タービン(四川省)と協調、2003年3月に中国初の大型天然ガス焚き複合発電プラント(GTCC:Gas Turbine Combined Cycle power plant)10基を受注しました。その後、2004年7月に「三菱重工東方ガスタービン(広州)有限公司」を設立(出資比率:三菱重工51パーセント、東方49パーセント)し、燃焼器などの高温部品を中国で製作することや、現地でのアフターサービスも中国で行うことを目指して活動を開始しました。 2006年1月に北京第三発電所のGTCCが運転を開始したのを皮切りに現在まで計10台の天然ガス焚きGTCCプラントが完成しており、さらに2009年までに4台の天然ガス焚きGTCCプラントを中国各地に建設する予定です。

恵州発電所の内部
恵州発電所の内部
2003年3月 GTCC契約調印式
2003年3月 GTCC契約調印式

製鉄所で発生する高炉ガスにもGTCCの仕組みを使用

三菱重工のGTCCの技術は、中国の鉄鋼分野でも生かされています。建設ラッシュの続く中国では、鉄鋼生産量が急速に増加し、鉄鋼の生産時に発生する高炉ガスの有効利用と環境改善が大きな課題となっています。こうした問題を解決するのが、製鉄所内の高炉やコークス炉から発生するガスを有効利用して製鉄所内で必要とされる電力の一部をまかなう高炉ガス焚きGTCCプラントです。
高炉ガスは天然ガスに比べて熱量が低く、ガスタービンの安定燃焼には高度な技術が要求されますが、三菱重工は1980年代に高炉ガス専用の燃焼器を開発するなど独自の技術を確立し、高炉ガス焚きGTCCの実用化に成功。国内外の製鉄所に数多くのプラントを納入してきました。その性能と安定性は中国の製鉄会社からも高く評価され、現在までに16基の高炉ガス焚き発電設備を受注するなど、世界シェア・中国シェアともにナンバーワンの実績を有しています。 さらに今後も、高炉ガス焚きGTCCを普及させ、中国の鉄鋼産業におけるエネルギーの有効利用と環境負荷の低減に貢献していきます。

製品安全・労働安全に関する現地従業員教育にも注力


技術移転にあたっては、製品安全に関する知識・技能の伝授、労働安全のための従業員教育も重要です。三菱重工では、東方タービンと三菱重工東方ガスタービンの従業員を高砂製作所に招き、1~3カ月にわたる技能研修を実施しているほか、現地工場では労働安全に関する啓発活動や安全パトロールを実施しています。また、拠点を置く広州の人々との交流を深めるため、地域のイベントに参加しているほか、工場周辺の清掃活動、近隣学校への寄附活動などにも取り組んでいます。

現地作業員を対象に製品安全、労働安全の講習を実施
現地作業員を対象に製品安全、
労働安全の講習を実施
場所 台数 プラント出力 運転開始
北京(注) 1基 400メガワット 2005年
前湾(注) 3基 1,100メガワット 2006~7年
恵州(注) 3基 1,100メガワット 2006~7年
深?東部(注) 3基 1,100メガワット 2006~7年
?田(注) 4基 1,520メガワット 2008~9年
沙鋼(1) 2基 100メガワット 2005~6年
沙鋼(2) 2基 100メガワット 2008年
邯鄲 2基 100メガワット 2007年
鞍山(1) 1基 300メガワット 2007年
馬鞍山 1基 150メガワット 2007年
漣源(1) 1基 50メガワット 2007年
太原 1基 50メガワット 2008~9年
包頭 2基 300メガワット 2008年
鞍山(2) 1基 150メガワット 2008年
?安 1基 150メガワット 2010年
漣源(2) 2基 100メガワット 2009~10年
  • 天然ガス焚きGTCCプラント(その他は高炉ガス焚きGTCC)

CSR