知的財産に係わる分野における、社外からの主な表彰・受賞履歴を掲載しています。
「Clarivate Top 100 グローバル・イノベーター」
三菱重工は、信頼性の高いデータを提供している世界的な情報サービス企業であるクラリベイト社(Clarivate、本社:英国ロンドン)による第12回「Clarivate Top 100 Global Innovators 2023」に選出されました。
「Clarivate Top 100 グローバル・イノベーター」は、クラリベイト社のデータに基づき、一定の基準を超える卓越した革新性を一貫して実現している、世界のイノベーション・エコシステムの頂点に立つ企業/研究機関を年に1度選出するものであり、当社の受賞は、2012年の初受賞から11年連続となります。
本アワードは、クラリベイト社が保有する特許データを基にした独自の知財・特許動向分析によって実施されており、エコシステムとその影響を正確に把握できる指標として世界のイノベーターから支持を受けています。
評価は、まず登録された年間特許件数などの「数量」に関する評価を行った後、その基準をクリアした企業・機関に対し、「影響力」「成功率」「グローバル性」「技術分野の広さ」の4つの指標のスコアに基づいて評価を実施します。三菱重工は、特に、2022年から新たに追加された指標である「技術分野の広さ」において高い評価を得られたことが受賞につながりました。
「IAM's Asia IP Elite」
三菱重工は、2023年7月、国際的知財メディアであるIAM(Intellectual Asset Management)が選考する「IAM's 2023 Asia IP Elite」に初選出されました。
「IAM's 2023 Asia IP Elite」は、知財戦略の観点から、アジア地域で最も優秀な企業を表彰しています。
三菱重工は、エンジニアリングとものづくりのグローバル企業として、米国、欧州、中国など海外での特許出願を戦略的に増加させている点において評価を得られ、受賞につながりました。
全国発明表彰(主催:公益社団法人 発明協会)
全国発明表彰は、1919年(大正8年)に、科学技術の向上と産業の発展に寄与することを目的に始まった、歴史ある発明表彰制度です。三菱重工グループは、1971年(昭和46年)に皇室の御下賜金を拝受する、同表彰の最高賞である恩賜発明賞を受賞しています。
三菱重工グループは、最近では以下の賞を受賞しています。
年度 | 受賞名 | 特許番号 | 発明の名称 |
---|---|---|---|
2016年度 | 発明賞 | 第5138643号 | タービン発電機、タービン発電機の制御方法、制御装置、および該タービン発電機を備えた船舶 |
2009年度 | 発明賞 | 第3565331号 | 高強度低合金耐熱鋼 (住友金属工業株式会社殿との共有特許) |
2005年度 | 発明賞 | 第2502132号 | 形状記憶ポリウレタンエラストマー成形体 |
地方発明表彰(主催:公益社団法人 発明協会)
1921年(大正10年)に開始した地方発明表彰は、実施されている優れた発明、考案または意匠を生み出した技術者・研究開発者を顕彰するものです。地方発明表彰は、その発明が地域産業にいかに貢献しているか、という観点から、全国を8地方(北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州)に分けて実施されています。
三菱重工グループの最近の主な受賞歴は以下の通りです。
年度 | 地方 | 受賞名 | 特許番号 | 発明の名称 |
---|---|---|---|---|
2022年度 | 近畿 | 特許庁長官賞 | 第5291790号 | ガスタービンの燃焼振動減衰装置 |
中国 | 島根県発明協会会長賞 | 第6914099号 | 農用トラクタのフロントグリル構造 | |
九州 | 長崎県発明協会理事長賞 | 第6896564号 | バイオマス燃料粉砕ミル | |
2021年度 | 中国 | 広島県発明協会会長賞 | 第6718525号 | 低煤塵排ガス処理システム用熱交換器 |
近畿 | 京都発明協会会長賞 | 第6692564号 | バッテリフォークリフトの走行制御方法 | |
兵庫県発明協会会長賞 | 第6399894号 | ガスタービンの排気部冷却構造 | ||
2020年度 | 関東 | 埼玉県発明協会会長賞 | 第5973980号 | 腕上げ状態での作業を楽にする補助器具 |
中国 | 島根県知事賞 | 第6389707号 | トラクタの自動四駆切換制御 | |
広島県知事賞 | 第6025983号 | ボイラ高効率化に貢献する低NOx燃焼装置 |
溶接注目発明賞(主催:社団法人 日本溶接協会)
日本溶接協会の会員である個人会員及び団体会員に所属する者が発明した、わが国の溶接技術の発展に寄与する特許発明で、特に「注目に値すると認められる特許発明」の発明者に授賞されるものです。
三菱重工グループの最近の受賞歴は以下の通りです。
年度 | 特許番号 | 発明の名称 |
---|---|---|
2014年度 (第30回) |
第5161921号 | テンパービード溶接方法 |
2012年度 (第28回) |
第4317799号 (他 関連特許2件) |
管体の残留応力改善方法および装置 |
2010年度 (第26回) |
第3836091号 | 摩擦攪拌接合方法と、その装置及び該方法により製造された構造体 |
グッドデザイン賞(主催:公益財団法人 日本デザイン振興会)
1957年(昭和32年)に創設された総合的デザイン評価・推奨制度で、単に美しいデザインを選ぶのではなく、そのデザインによって生活や産業の質が向上するかどうかを総合的に判断し、社会全体を豊かにする「よいデザイン」を顕彰するものです。
三菱重工グループの最近の受賞歴は以下の通りです。
年度 | 受賞名 | 対象組織 | 対象物 |
---|---|---|---|
2022年度 | グッドデザイン・ベスト100 | 三菱重工業(株) | プラント自動巡回点検防爆ロボット EX ROVR シリーズ“ASCENT” |
2021年度 | グッドデザイン賞 | 三菱重工業(株) | AM-Zone® 「AM-Zone® アディティブマニュファクチャリング オープンファクトリー」 |
グッドデザイン賞 | 広島高速交通(株) 三菱重工エンジニアリング(株) |
新交通システム車両 「 アストラムライン7000系」 |
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2020年度 | グッドデザイン賞 | 三菱ロジスネクスト(株) | 電動式カウンターバランスフォークリフト 「ALESISシリーズ (0.9t-3.5t)」 |